電子書籍の利用実態調査 

2014年11月26日
BookLiveは、全国の20~50代の男女・2,189人を対象に、「電子書籍の利用実態調査」を実施しました。

【調査結果概要】

■ 電子書籍利用者の91.2%は、紙の本との電子書籍を併用。

■ 併用派の68%が電子書籍で「マンガ」を読む。

■ 「手軽さ」(60.9%)、「省スペース」(47.5%)を重視し電子書籍を優先。

■ 7人に1人(14.5%)は紙の本より電子書籍を多く読む。


【調査結果の総括】

本調査の結果、電子書籍の利用者は全体の27.4%で、紙の書籍のみを読む読者の約半数に及びました。また、何らかの形で読書をする方の割合は84.9%にのぼり、「読書離れ」が叫ばれる昨今においても、依然多くの方が本を読む傾向が見られました。

電子書籍の利用者の中では、紙の書籍と併用している方が9割を超えており、電子書籍のみを読む層は少数に止まりました。電子書籍で読むジャンルは、「マンガ」(68.0%)、「小説」(50.3%)、「趣味・実用書」(42.0%)が上位を占めました。過去に実施した紙の書籍を含む「読む本のジャンル」に関する調査(※)と比較すると、「マンガ」が突出しており、電子書籍とマンガの親和性の高さが見て取れる結果となりました。

紙の書籍と電子書籍を比べた際に電子書籍で読む理由としては、「手軽さ」(60.9%)、「省スペース」(47.5%)、「安さ」(30.5%)などが高い支持を受けました。一方で、「紙の書籍が買えないから電子書籍で買う」という層は4.2%に止まり、品切れや絶版作品の補完という従来からある電子書籍への期待については、まだ十分に実現できていない現状が見受けられました。

電子書籍を購入する割合では、「半分以上を電子書籍で購入する」層は全体の14.5%で、7人に1人は紙の本より電子書籍を多く読んでいることが分りました。一方、「1割未満しか電子書籍を読まない」層は全体の42.8%で、電子書籍利用者の中でも紙の書籍をメインに読書をされている方が多いことも見て取れました。

数年前は「電子書籍が紙の書籍にすべて取って代わる」という声も聞かれましたが、今回の調査では、紙の書籍の存在は依然大きく、一部の読者が電子書籍も有効活用しながら読書を楽しんでいる現状が見受けられました。今後、電子書籍の普及がますます進む中で、当社は電子書籍サービスの充実を図ると共に、紙の書籍と電子書籍を連動した新しい読書体験を提案していきます。


【調査概要】
調査対象:全国の20~50代の男女
調査期間:2014年11月17日(月)~11月18日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:2,189サンプル

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