住宅購入時の「親の資金贈与」実態調査 

2014年11月25日
アットホームは、子供が住宅を購入した際に、購入資金を贈与した親 300 名、贈与していない親 300 名を対象に、住宅購入時の「親の資金贈与」実態調査を実施いたしました。

【主な調査結果】

◆住宅購入資金を贈与した親 平均贈与額 564 万円。親子が同じ居住地域だと贈与額増える傾向
子供が住宅購入の際に購入資金を贈与した親 300 名の平均贈与額は 564 万円でした。子供が男性の場合では平均616 万円、女性の場合は 498 万円となり、男性の方が 100 万円以上多い結果となりました。さらに、親と子の居住地が同じ都道府県かどうかで比べたところ、親子が同じ居住地に住んでいる方が平均贈与額が多く、642 万円でした。居住地が違う親子は、親からの平均贈与額は 439 万円と、203 万円の差が付きました。

◆贈与した理由 1 位「より良い生活を送って欲しい」 2 位「贈与税の非課税制度があるから」
贈与した親に、贈与した理由について聞いたところ、1 位「子供に、より良い生活を送って欲しいから」、2 位「住宅購入時は、贈与税の非課税制度があるから」、3 位「子供に、楽をさせたいから」となりました。

◆贈与しない理由 1 位「お互いに自立していたいから」
贈与していない親に、その理由を聞いたところ、1 位「『自分は自分、子供は子供』お互いに自立していたいから」、2 位「自分の資金に余裕がなかったから」、3 位「子供がお金を必要としていなかったから」という結果になりました。

【調査結果】

■住宅購入資金を贈与した親 平均贈与額 564 万円。親子が同じ居住地域だと贈与額増える傾向
子供が住宅購入の際に購入資金を贈与した親 300 名の平均贈与額は 564 万円でした。子供が男性の場合では平均616 万円、女性の場合は 498 万円となり、男性の方が 100 万円以上多い結果となりました。

贈与額の分布で見ると、「500 万円以上 600 万円未満」の割合が 22.9%と最も多く、次いで「100 万円以上~200 万円未満」が 19.8%、「1,000~1,500 万円未満」が 13.0%となっています。
さらに、親と子の居住地が同じ都道府県かどうかで比べたところ、親子が同じ居住地に住んでいる方が平均贈与額が多く、642 万円でした。居住地が違う親子は、親からの平均贈与額は 439 万円と、203 万円の差が付きました。
贈与額は、‟女性”よりも‟男性”の子供の方が、そして、‟親子同じ居住地”の方が多い傾向がうかがえます。

■貯金額 贈与した親 平均 2,339 万円、贈与していない親 1,128 万円
贈与した親 300 名と、贈与していない親 300 名に、現在の貯金額や月収、生活費を聞いたところ、月収や生活費の差は約 2 万円程度でしたが、貯金額は、贈与した親 2,339 万円、贈与していない親 1,128 万円と 1,211 万円の差がありました。
ちなみに、「子供の住宅購入を見越して、贈与するために計画的に貯金をしていたか」という質問には、贈与した親のうち28.3%が「貯金していた」と答えています。

■贈与した理由 1 位「より良い生活を送って欲しい」、2 位「贈与税の非課税制度があるから」
贈与した親に、贈与した理由について聞いたところ、1 位「子供に、より良い生活を送って欲しいから」、2 位「住宅購入時は、贈与税の非課税制度があるから」、3 位「子供に、楽をさせたいから」となりました。
その他、9 位「気兼ねなく、子供の住宅に遊びに行きたいから」9.3%、11 位「老後の世話をしてもらえることを期待して」5.0%、12 位「将来、子供の住宅に住みたいと思っているから」1.7%と、少数ですが、子供からの見返りを期待している方もいるようです。

■贈与しない理由 1 位「お互いに自立していたいから」、 2 位「資金に余裕が無かったから」
贈与していない親に、その理由を聞いたところ、1 位「『自分は自分、子供は子供』お互いに自立していたいから」、2 位「自分の資金に余裕がなかったから」、3 位「子供がお金を必要としていなかったから」という結果になりました。

■贈与した親、「自ら贈与を切り出した」 67.0%
贈与した親の 67.0%が自ら資金の贈与を切り出しており、子供から贈与をお願いされた親は 30.3%でした。住宅購入の際の贈与は、親から積極的に動くケースが多いようです。

■「住宅購入の際、子供にお金を貸した」 贈与した親 22.7%、贈与していない親 9.7%
贈与ではなくお金を貸したかも聞いたところ、贈与した親の 22.7%が、貸与もしていました。また、贈与していない親でも9.7%は、貸与をしていることがわかりました。
また、資金を貸した親の 71.1%は「万が一、返してもらわなくても良い」と考えています。

■住宅購入の際に貸した金額 平均 562 万円
貸与した金額の全体平均は562万円で、贈与も貸与もした親では平均570万円、贈与はしていないが貸与はした親は、平均 539 万円でした。

【調査概要】
・調査対象/全国の、子供が住宅を購入した際に、購入資金を贈与した親 300 名と、贈与していない親 300 名の計 600 名。
 ◇性別:男性 69.0% 女性 31.0%
 ◇年齢:平均 64.6歳
 ◇子供の人数:平均 2.2名
調査方法/インターネットリサーチ
調査期間/2014 年 10 月 31 日(金)~11 月 4 日(火)

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