2015年度就職活動に関する調査(2014年10月1日状況) 

2014年11月20日
アイデムは、2015年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生男女459名を対象に調査を実施。

【調査結果】

≪内定獲得状況≫
・「内定あり」76.3%(平均社数1.96社) 「内定なし」23.7%

≪内定ブルーの実態≫
・内定ブルー経験者は73.2% 理由は「もっと他に良い企業があるのではないか」

≪就職活動の振り返り≫
・会社説明会参加回数 平均23.84回
・エントリーシート・履歴書提出企業数 平均22.09社
・面接選考企業数 平均12.67社

≪学生の地元志向≫
・「(いつかは)地元で働きたい」学生は46.2%

【調査結果の詳細(一部抜粋)】

≪内定獲得状況≫
「内定あり」76.3%(平均社数1.96社) 「内定なし」23.7%


内定の獲得状況を見ると、10月1日時点では「内定あり」の者が76.3%に上る。男女別で見ると、「内定あり」の者の割合は男性の方が若干高いものの、男女で大きな差はないようだ。 文理別では、「内定あり」の割合は、文系72.8%、理系82.2%となり、理系学生の方が内定を獲得している者の割合が高い。また、内定獲得者に具体的な社数を聞き、平均化した。全体の平均は、10月1日時点で1.96社で男女で大きな差はなく、約2社の内定を持っている学生が多いようだ。文理別に見ると、文系平均が2.03社となり、理系よりも平均内定社数が多くなっている。

≪内定ブルーの実態≫
内定ブルー経験者は73.2% 理由は「もっと他に良い企業があるのではないか」


「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生に、内定を獲得してから不安や憂鬱な気分になったことがあるかを聞いた。最も多かったのは、「もっと他に良い企業があるのではないか」39.7%、「自分は社会人としてやっていけるのか」37.2%となり、自身の選択や今後について不安に思うことが多いようだ。 男女別に見ると、男性よりも女性の方が各項目に対する回答割合が高く、内定ブルーに陥りやすい傾向があると言える。文理別に見ると、理系よりも文系の方が不安を抱えている様子が見て取れる。

≪就職活動振り返り≫
会社説明会参加回数 平均23.84回
エントリーシート・履歴書提出企業数 平均22.09社
面接選考企業数 平均12.67社


活動の振り返りとして、(1)「会社説明会参加回数」、(2)「エントリーシート・履歴書提出企業数」、(3)「面接選考企業数」の3つについて聞いた。まずは(1)について、就職活動を「まだ何も始めていない」以外の回答をした学生に、2014年10月1日までの会社説明会・セミナー参加回数を聞いた。結果は、平均23.84回だった。また、「内定あり」の者では26.75回、「内定なし」の者では13.13回となり、倍以上の差が開いている。次に(2)について、「現在行っている主な活動」もしくは「最も選考が進んでいる企業の進捗」が「エントリー活動段階」以降に進んでいる学生に対し、2014年10月1日までにエントリーシートや履歴書を提出した企業の数を聞いた。結果は、1人平均22.09社となっている。10月1日時点で「内定あり」の者では平均23.77社、「内定なし」の者では平均14.74社と、内定獲得者の方がエントリーシート・履歴書の提出企業が多い傾向にあった。最後に(3)について、「現在行っている主な活動」もしくは「最も選考が進んでいる企業の進捗」が「面接・試験段階」以降と回答した学生に対し、2014年10月1日までに面接選考を行った企業数を聞いた。 結果は、平均で12.67社となり、「内定あり」の者では13.44社、「内定なし」の者では8.26社となっている。

≪学生の地元志向≫
「(いつかは)地元で働きたい」学生は46.2%


学生に、地元で働きたいと思うか聞いた。「ずっと地元で働きたい」28.3%、「初めは地元以外で就職しても、いつかは地元で働きたい」17.9%と、地元志向のある学生は46.2%に上っている。居住地域別に見ると、九州地方では地元で働きたい意向のある学生の割合が高い傾向にある。


【調査概要】
調査対象: 2015年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2014年10月1日~7日
有効回答: 459名

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