クロス・マーケティングは、関東圏(一都三県)・関西圏(二府二県)に在住する25歳~34歳の社会人女性を対象に、「社会人女性のキャリアパスに関する調査」を実施。

【調査背景・目的】

女性の社会進出と経済成長は密接な関係があると言われ、アベノミクス成長戦略の中でも「女性が輝く日本」を掲げるなど、女性の社会進出を積極的に推し進めようとする動きが活発化してきております。そういった状況の中、働く女性たちは自身のキャリアやライフコースについてどのような考えを持っているのでしょうか。
今回は、社会人の中でも25~34歳のフルタイム勤務の女性に焦点を絞り、現在の勤務形態や仕事に対する姿勢・取り組み方とその達成度、将来的に仕事で実現したいことなど、女性のキャリアについてや自身のライフコースについて、様々な角度から調査し、いくつかの意識グループに分けて相違点や比較分析を行い、その実態を明らかにしました。

【仕事・生活への意識タイプ(クラスター分析)】

今回の調査では、社会人女性のキャリアパスを把握するにあたって仕事や生活に対する意識について質問をし、質問項目から6つの因子を抽出。その因子に対する反応から4つのタイプ(クラスター)に定義付けしました。
●仕事充実層 : キャリア志向が強く、独立をするよりは会社組織の中で活躍し、認められたいという欲求も強い。
●プライベート重視層:自分自身に自信が持てない。生活はプライベート重視で、楽に働きたいと考えている。
●生活エンジョイ層 :仕事に対してはポジティブで、楽しく働きたい。仕事内容や人とのつながりを重視。転職傾向も強い。
●無気力現状維持層 :生活・仕事に対して関心が低い。社会に対しても関与意識が薄く、社会的に認められたいという欲求が弱い。

【調査結果(一部抜粋)】

・全体構成比率を見ると、【無気力現状維持層】がやや多く(29%)、その他はほぼ同等の割合(23~24%)となっている

・希望のライフコースとして、結婚や出産を機に退職し専業主婦になることを希望している女性は14%に留まり、60%以上の女性は結婚・出産後も「中断せずに働き続けたい」と考えている

・現在の勤務先での女性の活躍状況では、「女性でも活躍できるが、出世はあまり望めない(実績が少ない)」が最も多く(43%)、 女性のキャリア形成において不足している/必要だと感じることの上位2つでも、「保育施設の充実」(64%)、「福利厚生の充実」(55%)となっており、国・自治体や企業としての理解と環境整備が課題となっていることが伺える


【調査概要】
調査手法: インターネットリサーチ(クロス・マーケティングアンケートモニター使用)
調査地域: 関東圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良)
調査対象: 25~34歳の男女
調査期間: 2014年10月29日(水)~11月1日(土)
有効回答数: 1,000サンプル

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