「いい夫婦の日」に関するアンケート調査 

2014年11月20日
明治安田生命は、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、夫婦をテーマとしたアンケート調査を実施。

【調査結果サマリー】

1.夫婦の関係
■8割以上の夫婦が円満!「会話」や「感謝」が夫婦円満の鍵!

・円満な夫婦の80.9%が円満の秘訣に「会話」が必要と回答
・「愛情を感じている」夫婦と「愛情を感じていない」夫婦では、平日の会話時間に2.4倍の差
・女性の活躍推進は「家事」がポイント!配偶者が家事に積極的な夫婦は、約9割が円満
・配偶者に言われたい一言は「愛してる」よりも「ありがとう」

2.夫婦とお金
■ 女性の社会進出の現れ?妻の「へそくり」「おこづかい」「ランチ代」が増額

・へそくり金額 妻は約7万円増!夫は約5万円減。夫婦のへそくり格差は3.4倍に拡大!
・景気回復は女性から!おこづかい金額 夫は3,479円減少、妻は2,212円増加
・平日のランチ代 夫は「ワンコイン(500円)」でも、妻は「野口英世(1,000円)」でお支払い

3.理想の夫婦
■理想の夫婦は「三浦友和・山口百恵」夫妻がV9達成!

・不動のトップ!1位は9年連続で「三浦友和・山口百恵」夫妻
・幅広い層で支持を獲得!紫綬褒章の栄冠とともに「桑田佳祐・原由子」夫妻が3位にランクイン!

【調査結果】

1.夫婦の関係
(1)夫婦の円満度と秘訣
円満な夫婦は全体の8割以上!夫婦円満の秘訣は“会話”“感謝”“尊重・信頼”
長い夫婦生活には“我慢”も必要!?


11月22日は「いい夫婦の日」。そこで、夫婦関係は円満かどうか聞いてみました。

・「円満である計」と回答した人が82.3%と、8割以上の夫婦が円満であることがわかりました。

・夫婦円満のために必要なことを聞いたところ、「よく会話をする」(77.3%)、「感謝の気持ちを忘れない」(72.9%)、「相手を尊重・信頼する」(65.9%)がトップ3となりました。

・年代別に見ると、「我慢・辛抱をする」で、20代の夫が25.6%に対し、70代の夫は41.2%と、15.6ポイント差がありました。長い夫婦生活において、夫は徐々に忍耐強くなっていくことが大切なのかもしれませんね。

・さらに、「円満である計」と「円満でない計」を比較すると、「よく会話をする」で25ポイント以上の差がありました。また、20代・30代では夫より妻の方が、40代以降では妻より夫の方が「よく会話をする」ことを必要と考えているという大変興味深い状況も明らかになりました。


(2)夫婦の会話時間と愛情
平日の会話時間
「愛情を感じている」夫婦の会話時間は、「愛情を感じていない夫婦」の2.4倍!!


普段、顔をあわせる時間が限られる20代~50代の平日の会話時間について調べてみました。

・夫婦の会話時間と愛情との関係を調べてみると、愛情度が高いほど会話時間が長くなることがわかりました。平日の会話時間は、「愛情を感じている計」では、1時間を超えて会話をする夫婦が約半数の47.8%となり、「愛情を感じていない計」の12.5%と比べて、35.3ポイントも差があることがわかりました。

・会話時間の平均を見てみても、「愛情を感じている計」の会話時間は「105分」、「愛情を感じていない計」の会話時間は「44分」と、実に2.4倍もの差となっています。

・夫婦の愛情を育てていくには、コミュニケーションの機会や時間を確保していくことが重要ということがわかりました。日頃から積極的にコミュニケーションをとっていると、相手からの愛情を感じやすいのかもしれませんね。


(3)配偶者の家事への積極度と夫婦の円満度
家事への積極度が夫婦の円満度に影響!
共働き夫婦は「家事」、妻が専業主婦の場合は「感謝」がポイント!?


配偶者の家事への積極度と夫婦の円満度の関係について調べてみました。

・「配偶者は家事に積極的と思う計」のうち、約9割の89.8%が「円満である」「まあ円満である」と答えたのに対し、「配偶者は家事に積極的と思わない計」では65.0%と、24.8ポイントの差がありました。配偶者の家事への協力が、円満度に大きく影響する結果となりました。

・さらに、夫婦円満に必要なこととして、共働き夫婦では「家事に協力する」の項目が73.9%となり、妻が専業主婦の場合の58.1%と比べて15.8ポイントの差がありました。夫婦がともに働き活躍していくためには、お互いの積極的な家事への参加が重要であることが改めて浮き彫りになりました。


(4)夫婦間の不満
8割の妻が夫に不満あり!“気配り”“整理整頓”への不満が集中!


円満な夫婦の間にも、配偶者への何かしらの不満はつきものです。そこで、夫婦間の不満について聞いてみました。

・夫が妻へ持つ不満トップ3は、「整理整頓ができない」「気が利かない」「体型が変わってきたところ」でした。対して、妻が夫へ持つ不満トップ3は、「気が利かない」「整理整頓ができない」「イビキがひどい」となっています。

・夫は妻に対して「特に不満なし」という回答が40.2%と最多である一方、約8割(78.7%)の妻が夫に対して不満を感じていることがわかりました。

・ただし、不満の内容を見ると、「イビキがひどい」(18.1%)「タバコを吸う」(15.0%)「お酒を飲みすぎる」(14.2%)等、夫の健康面への気遣いとも言える不満が多くなっており、不満と言いつつも実は愛情の裏返しなのかもしれません。


(5)配偶者に求める条件
配偶者に求める条件は夫婦ともに「健康」がトップ!
次いで、夫は「優しさ」、妻は「経済力」を重視!


配偶者に求める条件について聞いてみました。

・全体では、「健康」が63.0%と突出して高く、次いで「優しさ」(45.6%)、「愛情」(36.1%)と続いています。

・夫・妻別でみると、夫は妻に比べ「優しさ」(19.6ポイント差)、「愛情」(13.5ポイント差)を求めるのに対し、妻は夫に「経済力」(29.8ポイント差)を求める割合が高く、次いで「包容力」(11.3ポイント差)という結果となりました。夫は精神的な支え、妻は生活するうえでの安心感を求めていることがうかがえます。働く女性が増えていますが、働きながらも「一家の大黒柱は夫」と考える妻が多いのかもしれません。

・「配偶者から言われたい一言」は、夫・妻ともに「ありがとう」が突出して高くなっています。「してくれて当たり前」と思えることでも、感謝の気持ちを声に出して伝えることは、夫婦の関係を円満にしていくうえで大きな効果あるということですね。


2.夫婦とお金
(1)夫婦のへそくり事情
夫婦のへそくりの平均金額は「769,130円」
妻のへそくりは増加。一方で夫は減少し、格差は3.4倍!


夫婦とお金に関して、夫婦のへそくり(配偶者に内緒にしている資産)について聞いてみました。

・へそくりを持っている人は全体の40.2%。夫・妻別にみると、夫は33.0%、妻は47.4%と、妻の方がへそくりを持っている割合が高いことがわかります。

・毎年調査している20代~50代の今年のへそくりの平均金額は、「769,130円」となり昨年の「759,668円」から9,462円増加しました。

・また、妻のへそくり金額の平均は「1,187,775円」と、夫の「352,064円」の3.4倍となっています。夫・妻別では、妻は昨年から約7万円増加したのに対し、夫は約5万円減少となり、夫婦間の格差はいっそう拡大しました。

・特に30代以下の夫のへそくり金額の減少は顕著であり、消費税の増税等の影響から、子育て世代の夫は、へそくりを日々の生活に充てざるを得ない人が増えているのかもしれません。


(2)夫婦のへそくり目的と愛情
へそくりの使用目的のトップは「いざというときのため」
「愛情を感じていない」夫婦の平均のへそくり金額は、「愛情を感じている」夫婦の2.3倍!


夫婦のへそくりの使用目的について聞いてみました。

・使用目的としては、「いざというときのため」(70.9%)がトップ。次いで、夫は「趣味のため」(51.5%)、妻は「将来のため」(34.5%)が多数という結果となりました。妻の方が経済情勢や老後に対する不安を強く感じ、将来に備えてしっかりと貯めているのかもしれませんね。

・また、「愛情を感じていない計」では平均のへそくり額が「2,147,160円」であるのに対し、「愛情を感じている計」では「940,953円」と、2.3倍の差がつきました。愛情を感じている夫婦は、内緒のへそくりよりも、夫婦での貯金を重視しているのかもしれません。


(3)夫婦のおこづかいとランチ代
女性の社会進出の現れ?妻のおこづかいは増加する一方、夫のおこづかいは減少!
ランチ代では、妻は夫の倍額の高級ランチ!


次に、夫婦のおこづかいについて聞いてみました。

・全体の月平均金額は「27,296円」と、昨年より604円下がり4年連続で減少となりました。また、夫のおこづかい金額は、昨年から3,479円減少の「31,868円」。一方、妻は、2,212円増加の「22,707円」となりました。

・減少基調のおこづかい相場において、妻のおこづかいが増額しているのは、女性の社会進出の現れかもしれませんね。

・また、夫婦の平日のランチ代を聞いてみたところ、平日のランチ代は、「0円」を除くと、男性は「500円台」(18.0%)が最も多く、平均金額も468円であるのに対し、女性は「1,000円~1,500円台」が36.1%を占め、平均も902円と男性の2倍近くとなりました。特に60代、70代の妻では、平均が1,000円を超えるという結果となりました。

・夫は、平日のランチを、午後を乗り切るための日常的なエネルギー補給の時間ととらえ、妻は心を満たし、自分を奮い立たせるための大切な時間と考えているのかもしれません。


(4)夫婦のプレゼント回数と予算
忙しいからこそプレゼントは豪華に!
平均回数は1.3回、平均金額は4年ぶりに11,000円台に回復!


夫婦の記念日やイベントの際は、プレゼントを贈る夫婦も多いと思います。そこで、年に何回プレゼントを贈るか、1回あたりのプレゼント予算はいくらか聞いてみました。

・プレゼント回数は「0回」(34.0%)が最多で、続いて「1回」(28.6%)となり、平均回数は1.3回となりました。

・年代別に見ると、20代、30代のプレゼント回数が平均よりもやや多く、若い夫婦ほど大切なイベント等を重視し、プレゼントを贈りあっていることがわかります。

・また、プレゼントの平均金額は1回あたり「11,402円」と、昨年から約500円アップし、4年ぶりに11,000円台に回復しました。

・消費税増税の影響もあるのでしょうが、働く女性が増え、ともに忙しい日々を過ごすなかでも、節目には相手の喜ぶ顔を見たいという思いが反映されているのかもしれませんね。


3.理想の有名人夫婦
理想の夫婦 トップは9年連続で「三浦友和・山口百恵」夫妻!
「桑田佳祐・原由子」夫妻が3位に上昇!


最後に、毎年恒例の「理想とする有名人夫婦」を聞いてみました。

・総合1位は、9年連続で「三浦友和・山口百恵」夫妻。特に、50代~70代で圧倒的な支持を集めています。

・選んだ理由は、「お互いを尊重している」「いつまでも仲がよさそう」「妻が夫を立てている」等のコメントが多く見られました。

・2位は、「佐々木健介・北斗晶」夫妻。選んだ理由は「毎日が楽しそう」「家族全員が仲よさそう」といった理由が多く見られました。昨年に引き続き、小さな子どもを持つ20代・30代からの支持を特に集めています。

・3位は、昨年4位の「桑田佳祐・原由子」夫妻で、40代・50代を中心に支持を集め、トップ3入りを果たしました。夫の桑田佳祐さんが闘病生活から復帰し、今年度の秋の叙勲で紫綬褒章を受章するなど、夫婦で困難を乗り越え、ともに第一線で活躍し続ける姿が共感を呼んでいるのかもしれません。



【調査概要】
調査対象:20~79歳の既婚男女
調査エリア:全国
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答者数:1,589人

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