インドネシア市場実態調査 日本への関心編 

2014年11月19日
インテージは、アジアの人々の意識や行動を探るため、インテージグループ各社と協力し、アジア地域の人々を対象にさまざまなテーマで実施した自主企画調査をもとにした「アジアインサイトレポート」を発行しています。第11弾のレポートでは、『インドネシア市場実態調査 日本への関心編』を発表します。

今回は、当社と海外グループ会社が共同で2014年7月に実施した「第3回 Asia Insight Research」(タイ:バンコク、インド:デリー、インドネシア:ジャカルタ、中国:上海、ベトナム:ホーチミン各都市300人の20~59才の女性を対象に実施した訪問面接調査)の結果から、インドネシア市場について分析しました。

【調査結果】

1. インドネシアで急増する日本料理市場
インドネシア(ジャカルタ)の女性に3ヵ月以内に外食した外国料理をきいたところ、「日本食」を挙げた人は54.4%で半数以上を占める。2012年のデータと比較すると35.4ポイントも増えており(19.0%→54.4%)近年増加傾向にある。アジア5都市で比較しても「日本食」を挙げた人の割合はインドネシアが最も高い。これは、インドネシア女性の間で日本への興味が高まっていることもさることながら、「日本食」を提供するレストランチェーンがインドネシアに多く進出し、手軽に「日本食」を食べられるようになったことも理由の一つに挙げられる。以下はその一例。

「大戸屋」(和定食):2008年に1号店をオープン。現在8店舗
「吉野家」(牛丼):2010年6月にジャカルタに旗艦店オープン。インドネシア国内30店舗
「丸亀製麺」(うどん):2013年3月の1号店を皮切りに11店舗
「てんや」(天丼):2014年6月にジャカルタにて初出店。10月に同市内に2号店をオープン
「一風堂」(ラーメン):2014年10月に1号店がジャカルタにオープン

2. インドネシア女性が旅行してみたい国のTOP2は隣国で、3位に「日本」
インドネシアの女性に旅行してみたい国をきいたところ、隣国であるシンガポール、マレーシアに続いて「日本」が第3位に挙がった。要因としては、2014年12月よりインドネシアから日本への観光客についてビザが免除されることも追い風となったと考えられる。実際に、ビザ免除を前にジャカルタでは日本各地の観光地をPRするイベントが催されており、インドネシアの人々が日本の情報に触れる機会も多くなってきている。


【調査概要】
・調査方法:訪問面接調査
・調査時期:2014年7月
・調査対象者:タイ(バンコク)、インド(デリー)、インドネシア(ジャカルタ)、中国(上海)、ベトナム(ホーチミン)各都市に3年以上居住、かつSEC*=A~D の20~59才女性1500名 (各都市300名)
 *SEC=Social Economic Class 社会階層分類
・調査実施機関:株式会社インテージおよび海外グループ会社

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[インテージ]
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