スマートフォン紛失に関する調査 

2014年11月10日
Lookout, Inc.(日本法人:ルックアウト・ジャパン)は、日本のスマートフォン保有者1,000人を対象とした調査に基づく新たな報告書「日本のスマートフォン紛失にまつわる事情」を発表。この報告書を通じてLookoutはスマートフォン紛失件数が増大している日本でよく見られる傾向を述べており、いつ、どこで、どのようにスマホを失くすのか、また回答者の属性による違いも明らかにしています。

【調査結果】

回答者の属性で見ると、スマートフォンの紛失は年齢層と雇用状況で大きな違いが見られました。

・18歳から24歳の回答者の約45%がスマートフォンの紛失を経験しており、うち15%は年に3回から5回紛失していると答えたのに対し、45歳から49歳の回答者では紛失経験があるのは12%で、その頻度は年に2回以内でした。

・就業者の24%、退職者の10%と比較すると、学生では圧倒的に多い42%がスマートフォンを紛失しています。


スマートフォンを紛失したことがあると答えた人の45%が、公共の場所にスマートフォンを置いて、ついうっかり置き忘れたと答えています。スマートフォン紛失の典型的なパターンは、午後(12時から17時の間)、ショッピングセンターまたは公共交通機関で起き、そのプラットフォームは(当然のことではありますが)iPhoneまたはAndroidです。

世界的に見ると、日本人のスマートフォン紛失件数は他の先進国よりも低くとどまっています。紛失を経験しているスマートフォン保有者の比率は日本の場合、5人に1人以上の23%です。一方イギリスは35%、アメリカは30%、またドイツでは29%です。とはいうものの、スマホ紛失は日本でも一般的になってきています。

スマートフォンに保存されているものは個人の写真や電子メールから銀行や金融に関する情報まで、機密性の高いものばかりです。当然、人々の愛着は単に電話機そのものだけでなく、その中に入っている個人データにも向けられています。今回の調査では、スマホ紛失経験者の44%がデータを回収するのに支払ってもいいと思う金額を5万円と答えています。

【主な結果】

どんな場面でスマートフォンを紛失したか。

・公共の場所に置いて、うっかりそのままにした---45%
・置き忘れて紛失に気付かなかった---29%
・ポケットやカバン、ハンドバッグから滑り落ちて気付かなかった---25%

どこでスマートフォンを紛失したか

・公共交通機関---16%
・お店やショッピングセンター---16%
・飲食店---14%
・路上---9%
・勤務先---8%

いつ紛失したか

・6時-11時---10%
・2時-17時---38%
・18時-21時---34%
・22時- 5時---14%

スマートフォン紛失発生が多い地域(多い順)

・沖縄
・東北
・関東
・関西
・北海道
・中部
・九州
・中国
・四国

スマートフォンを取り戻すためにとった行動

・来た道を戻って入念に探した---57%
・ほかの電話から自分のスマートフォンに電話をかけた---50%
・スマートフォン捜索アプリを使用してスマートフォンの位置検索をした---21%

スマートフォンに保存された極めて個人的なデータ

・個人的なメール---88%
・写真---87%
・アドレス帳情報---77%
・パスワード情報---35%
・銀行・金融関連情報---21%

支払うつもりがある金額。

・物理的にかかる端末費用を除いて、画像や動画、音楽、アプリ、個人情報などスマートフォンのデータを取り戻すに支払ってもいいと思う金額は、スマートフォンを紛失したことのある人のうち44%が5万円と答えています。
・5人に2人近くがスマートフォンのデータに対して10万円を支払うと答えています。


【調査方法】
調査は日本国内で2014年9月15日から18日にかけて、スマートフォンを現在持っている、または日常的に使用 している18歳以上 1,000人を対象に、インターネットを通じて、Lookoutの委託を受けたIDG Researchによって実施されました。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ルックアウト・ジャパン]
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