シュレッドチーズに関する調査 

2014年11月07日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、シュレッドチーズを購入したことのある 20代~60代の男女 1000人を対象に「シュレッドチーズ」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。

【調査背景】

11 月 11 日はチーズの日。農林水産省生産局のデータによると、国内のチーズ消費量は 12 年度に 30万トンの大台を突破し、それに伴い、チーズの輸入量も 23 万 8 千トンで過去最高と発表しました。
このようにチーズの需要が年々高まっていく中で、輸入チーズは 80%以上を占めており、食品の原材料は輸入に依存する傾向が高まっています。このような中、輸入品に関する大きな品質問題がたびたび発生し、消費者の食品に対する安全性への関心が高まっています。また消費者庁では、原産地による品質の格差が大きくそれが消費者の行動に大きく影響を及ぼすため、加工食品の原料原産地表示を拡大する方針を示しています。
私たちにとってチーズの中でなじみ深いと考えられるシュレッドチーズ。シュレッドチーズとは、ナチュラルチーズを細かく切ったもので、主にピザなどの料理に使われており、様々な料理で使い勝手の良いチーズですが、消費者がシュレッドチーズを購入する際、どのようなことを重要視しているのでしょうか。また、主要な産地に対しては、消費者はどのようなイメージをもっているのでしょうか。
そこで今回はシュレッドチーズを購入したことのある 20 歳以上の男女 1000 人に対し「シュレッドチーズ」をテーマにした意識調査を行ないました。

【調査結果】

Q1. シュレッドチーズを購入する時に、どのような点を重視して購入しますか。(複数回答)【n=1000】

シュレッドチーズを購入する際に重視する項目をお聞きしたところ、第 1 位は「価格」となり 78.3%の方が回答しました。次いで「賞味期限」58.6%、「容量の大きさ」40.7%、「メーカーやブランドの信頼性」38.4%となっています。価格や賞味期限など食品を購入する際に必ずチェックする項目に次いで「信頼性」が上位にランクインしています。輸入品に関する品質問題で消費者の食品に対する安全性への関心が高まる中、シュレッドチーズにおいても信頼性は重要視されているようです。

Q2. あなたがシュレッドチーズに求めるものを教えてください。(複数回答)【n=1000】

シュレッドチーズに求めるものをお聞きしたところ、最も多い回答は「カロリーをさらに低く」となり、29.5%の方が回答しました。次いで「もっと値段を安くしてほしい」で 26.4%、「品質の安全性を高める」が 22.9%となっています。消費者はチーズに含まれる成分や大きさよりもカロリーや価格、そして品質の安全性を求めていることが判明しました。

Q3.あなたはシュレッドチーズをどのメニューで利用しますか。(複数回答)【n=1000】

シュレッドチーズの料理法をお聞きしたところ、最も多い料理は「ピザ」となり 7 割を超える結果となりました。次いで「グラタン」71.1%、「パン」46.8%となり、シュレッドチーズが様々な料理に利用されていることがわかりました。また、その他の意見では、鍋物、タコス、お好み焼き、うどんなどのメニューが挙げられ、シュレッドチーズの料理との相性の良さが判明しました。

Q4. あなたはどのような理由でシュレッドチーズを使用した料理を食べますか。(複数回答)【n=1000】

シュレッドチーズを使用した料理をどのような理由で食べるかをお聞きしたところ、「手軽に食べられるから」と回答した方が最も多く 46.4%となりました。性別で比較をしてみると、第 1 位「手軽に食べられるから」(男性 41.4%・女性 51.4%)、第 2 位「色々な料理に使えるから」(男性 32.6%・女性 55.2%)、第 3 位「風味や香りが好きだから」(男性 36.6%・女性 39.6%)と上位 3 項目で男性よりも女性が多く回答する結果となりました。また、「カルシウム」や「タンパク質」が豊富だからと栄養価を重視する回答が、男性より女性の方が多い結果となっており、女性の健康への関心の高さが伺えます。

Q5. 外国産のシュレッドチーズを購入する時に、以下の項目は、どの程度購入に影響するか(気にするか)お答えください。(単数回答)【n=1000】

外国産のチーズを購入する際に、各項目は購入にどの程度影響するかをお聞きしたところ、「とても影響する」、「影響する」、「やや影響する」の合計が最も多い項目は「味」となり 86.9%となりました。
次いで「原産国」となり、67.1%となっています。「種類」や「原材料」よりも「原産国」は重要な項目となっています。

Q6. 以下の項目ごとに、産地別チーズのイメージとして、あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)【n=1000】

2011 年度のチーズの輸入量は、約 22 万トン。うち約 9 万トンがオーストラリアから輸入されており、シェアの 42%を占めています。また、ニュージーランドは約 5 万 6 千トン、26%、アメリカは約 2 万 1千トン、10%のシェアを占めていると横浜税関(※1)が発表しています。輸入シェアトップ 3 の産地のチーズのイメージをお聞きしたところ、オーストラリアを基準にトップ 10 の項目をまとめると上記のようになりました。「酪農大国らしい」という回答がオーストラリア、ニュージーランドでは第 1位となりました。一方アメリカは「個性的」が最も多く 14.1%となっています。第 2 位はオーストラリア、ニュージーランドは「おいしそう」(豪州産 18.5%・NZ 産 22.8%)、アメリカは「酪農大国らしい」13.7%となりました。上記グラフから、ニュージーランドは「原料にこだわっていそう」や「天然ナチュラル」などポジティブな回答も得られました。輸入シュレッドチーズを購入する際は産地をチェックし、自分の好みにあったチーズを探してみてはいかがでしょうか。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用した WEB アンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうちシュレッドチーズを購入したことのある全国の男女 20 歳以上を対象に実施
・有効回答数:1000 人(20 代~60 代:男女各 100 名)
・調査実施日:2013 年 10 月 28 日(月)~2013 年 10 月 31 日(木)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ネオマーケティング]
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