国内アパレル市場に関する調査 2014 

2014年11月06日
矢野経済研究所は、国内アパレル市場の調査を実施した。

【調査結果サマリー】

◆ 2013年のアパレル総小売市場規模は前年比101.4%の9兆2,925億円、紳士服、婦人服、ベビー・子ども服のいずれも堅調に推移
2013年の国内アパレル総小売市場規模は前年比101.4%の9兆2,925億円であった。品目別では、婦人服・洋品市場が前年比101.4%の5兆8,290億円、紳士服・洋品市場が同101.2%の2兆5,475億円、ベビー・子供服・洋品市場が同102.2%の9,160億円であった。いずれの品目においても前年を上回り、堅調に推移した。

◆ 百貨店の都心旗艦店、専門店・セレクトショップ、通販が好調
2013年は大手百貨店の都心旗艦店の大型改装が相次いで実施され、その改装効果により都心の百貨店衣料品売上は伸長した。また、アパレルや小売(百貨店、ファッションビル等)は通販事業に注力している。インターネットと実店舗の相乗効果を狙い、ネット戦略を強化することで、オムニチャネル化を推進している。

◆ 価格以外の価値を重視した消費行動が顕著に
2013年は国内景況感の回復を受け、消費者マインドが改善し、都心部の大手百貨店では高額商品が堅調に推移した。大手百貨店、専門店を中心にこれまでの価格重視から、品質やブランドなどを重視する消費行動が見られ、客単価の上昇傾向が顕在化した。


【調査概要】
調査期間:2014年7月~9月
調査対象:アパレルメーカー、小売業(百貨店、量販店、専門店、その他)、業界団体等
調査方法:当社専門研究員による直接取材、及び郵送アンケート調査、文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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