第10回 ダスキン大掃除に関する意識・実態調査 

2014年10月23日
ダスキンは、全国の20歳以上の男女計4,160人を対象に、2013年末の大掃除の実態をインターネット調査しました。この調査は2005年から開始し、今回で10回目を迎えます。

2013年末の大掃除実施率は57.7%と、2005年の調査開始から10年間で4.8ポイント減少しました。また、「1日」で大掃除する人は10年間で2倍に増え、短期間化しています。
大掃除で苦戦する場所は、「レンジフード・換気扇」が5年連続の1位です。汚れないための工夫や、時にはハウスクリーニングサービスを利用するなど、レンジフード掃除への取り組み方の見直しが必要といえます。最新の大掃除の実態は、短期間、短時間、そして最低限の掃除用具で“コンパクト”に実施する傾向です。

【調査TOPICS】

(1)大掃除10年間の変化
・実施率は4.8ポイント減少。“年末恒例の習慣”という意識の薄れか
・「1日」で大掃除を済ませる人が2倍に!

(2)「レンジフード・換気扇」は大掃除最大の悩み
・頑張ったのに報われない、レンジフード掃除の実態
・苦戦する理由は、“時間”“設置環境”“構造”“掃除知識”とさまざま

(3)最新の大掃除事情。キーワードは“コンパクト”
・限られた時間で上手にやりくり。「計画的に1日」や「複数日に分散」
・洗剤・道具は平均各3点。掃除の効率化には適切な数の用具の準備を

(4)1年の締めくくり!大掃除の“笑える”エピソード

【調査結果】

(1)大掃除10年間の変化
・実施率は4.8ポイント減少。“年末恒例の習慣”という意識の薄れか
・「1日」で大掃除を済ませる人が2倍に!

10 年間の大掃除実態の変化をみると、2013 年末の大掃除実施率は 57.7%と、10 年前(2004年末の大掃除)と比べて 4.8 ポイント減少し、最も実施率が高かった 2009 年(2008 年末の大掃除)の 71.7%と比較すると、14 ポイントも減少しています。また、大掃除をした理由は「気持ち良く新年を迎えたい」が 10 年前も 1 位ですが、「毎年恒例の習慣だから」は 10 年前より 6ポイント減少しており、習慣意識は薄くなりつつあることがうかがえます。
大掃除に費やした日数は、全体的には「2 日」が多いですが、「1 日」の割合は 10 年前と比べて 2 倍に増えました。実施率、実施日数ともに減少傾向にあり、大掃除は“コンパクト”になっているようです。

(2)「レンジフード・換気扇」は大掃除最大の悩み
・頑張ったのに報われない、レンジフード掃除の実態
・苦戦する理由は、“時間”“設置環境”“構造”“掃除知識”とさまざま

取り組み方は違えど「新年を気持ちよく迎えたいから」掃除を実施 調査の結果では、過去と比較して変化が見られる項目もありますが、変化が見られない項目もあります。2010 年(2009 年末の大掃除が対象)から調査を開始した「大掃除で最も精力的に掃除する場所」、「最も汚れが落ちにくい場所」については、5 年連続で「レンジフード・換気扇」が 1 位でした。大掃除においてレンジフード・換気扇の掃除は最大の悩みといえます。
それでは、レンジフード・換気扇掃除のどのような点で苦戦するのか聞いてみたところ、“時間がかかる”、高所で掃除しづらい“設置環境”、また分解が必要な“構造上の問題”、そしてどう掃除したらよいか分からない“掃除知識の不足”、などさまざまな理由が挙げられました。
5 年間苦戦し続けている場所だけに、一度プロによるクリーニングサービスを依頼するなどして汚れを一掃し、その後は防ぐ工夫を行うなど、「レンジフード・換気扇」掃除の取り組み方の見直しが必要だと考えます。

(3)最新の大掃除事情。キーワードは“コンパクト”
・限られた時間で上手にやりくり。「計画的に1日」や「複数日に分散」
・洗剤・道具は平均各3点。掃除の効率化には適切な数の用具の準備を

大掃除にかけた総時間は、2004 年末は「6 時間以上 8 時間未満」が最も多かったのに対し、2013 年末は「4 時間以上 6 時間未満」が最も多く、短くなっています。そのため、大掃除にかける日数にも変化があり、大掃除を「1 日」で実施する人は 10 年前に比べて 2 倍に増えました。その理由を聞いてみると、1 日で大掃除した人のうち 47.3%は「計画的に 1日で実施した」と回答しており、「時間がなかった」の 27.9%を大きく上回りました。また、2日以上かけた人の 52.0%も、その理由を「1 日に大掃除に取れる時間が限られていたから」と回答していることから、限られた時間の中で、日数や 1 日当たりの時間を“コンパクト”にしながら大掃除に取り組む姿がうかがえます。
大掃除で使用した道具や洗剤は、平均で各 3 点程度と、少数の用具で取り組んでいることが分かりました。大掃除では、短時間で数ヵ所のさまざまな汚れに対応しなければならないため、掃除用具は、汚れや素材に応じたものを予め数種類用意し、使い分けることをオススメします。

(4)1年の締めくくり!大掃除の“笑える”エピソード

大掃除の最中に起こった“笑える”エピソードを聞いてみたところ、さまざまな話が寄せられました。とくに、「お金や懐かしいものを見つけた」という話や、「家族やペットの動きに笑わされた」という話が多く寄せられました。しかし中には、「うっかりミスで何かを壊した」、「ケガをしてしまった」などの失敗談もありました。例えば網戸は、両側からぞうきんで挟んで拭くと、網がたるんだり破れたりせずに掃除ができます。掃除を始める前には、必ず注意点を確認して、失敗のないよう楽しく大掃除に取り組んでください。


【調査概要】
調査目的:2013年末の大掃除についての意識・実態把握
調査対象:20歳以上の男女
調査地域:全国(エリア区分・・・北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2014年1月31日(金)~2月3日(月)
サンプル数:4,160サンプル

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[ダスキン]
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