子育てママの冬の体調管理に関する実態調査 

2014年10月31日
日本能率協会総合研究所は、全国の子育て中の母親1,000人に対し、この冬の家族の体調管理への取り組みと費用について、アンケート調査を実施。

【調査まとめ】

1.今冬の体調の維持・管理に関して悩みがある人は7割に。悩みの内容は、「様々な感染症の流行」「子どもを病院に連れて行くタイミングに迷う」「体調を崩しても休めない」「自分(または家族)は普段から風邪をひきやすい」が多く挙げられた。

2.今冬の体調の維持・管理への対策は「平年並み」が約8割、「強化する」が約2割となった。なお、気になる感染症としては、「インフルエンザ」「感染性胃腸炎」に加え、「デング熱」「エボラ出血熱」が多く挙げられた。

3.昨年、体調の維持・管理のために実践した人のうち、「実践してよかったこと」がある人はほぼ全員。実践してよかったこととして、「うがい・手洗い等でウイルス対策をした」「食事の栄養バランスに気を配った」「予防ワクチンを接種した」「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をした」「身体によい食品を取り入れた」が多く挙げられた。

4.今冬、体調の管理のために実践したいこととしては、「食事の栄養バランスに気を配る」「うがい・手洗い等でウイルス対策をする」「予防ワクチンを接種する」「身体によい食品を取り入れる」「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をする」が多く挙げられた。具体的な対策としては、"うがい・手洗い"では「薬用ハンドソープ/せっけん」「マスク」、"身体によい食品"では「ヨーグルト・乳酸菌飲料」「緑黄色野菜」「納豆」が挙げられた。

5.今冬の家族の体調管理費は、子どものためには約7,000円、夫と自分のためにはそれぞれ約4,000円で、合計すると世帯全体で使ってもよい平均金額は約15,000円。


【調査結果】

●今冬の体調の維持・管理に関して悩みがある人は7割に。悩みの内容 は、「様々な感染症の流行」「子どもを病院に連れて行くタイミングに迷う」「体調を崩しても休めない」「自分(または家族)は普段から風邪をひきやすい」が多く挙げられた。

今年の冬、ご自身や家族の体調の維持・管理で悩ましいこと・心配していることを尋ねたところ、何らかの悩みがある人は70.6%で、具体的には「様々な感染症の流行」が26.7%と最も高く、次いで「子どもを病院に連れて行くタイミングに迷う」(24.7%)、「体調を崩しても休めない」(19.9%)、「自分(または家族)は普段から風邪をひきやすい」(18.6%)と続いています。(図表1) ・上記についての、具体的な悩み・心配していることを自由記述形式で尋ねたところ、インフルエンザや風邪の感染等の話題が挙げられました。

●今冬の体調の維持・管理への対策は「平年並み」が約8割、「強化する」が約2割となった。なお、気になる感染症としては、「インフルエンザ」「感染性胃腸炎」に加え、「デング熱」「エボラ出血熱」が多く挙げられた。

今年の冬の体調の維持・管理への対策は「平年並み」が79.5%、「強化すると思う」が19.0%、「減らすと思う」が1.5%となりました。・気になる感染症があるかどうかを尋ねたところ、気になる感染症がある人は87.9%で、具体的には「インフルエンザ」が72.0%と最も高く、次いで「感染性胃腸炎」(48.7%)、「デング熱」(39.3%)、「エボラ出血熱」(37.9%)と続きます。予防意識が昨年よりも強化する方が増えた要因として、各種の感染症の報道も影響していることがうかがえます。

●昨年、体調の維持・管理のために実践した人のうち、「実践してよかったこと」がある人はほぼ全員。実践してよかったこととして、「うがい・手洗い等でウイルス対策をした」「食事の栄養バランスに気を配った」「予防ワクチンを接種した」「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をした」「身体によい食品を取り入れた」が多く挙げられた。

昨年の冬、ご自身や家族の体調の維持・管理のために何らかの実践をした人に、実践してよかったことを尋ねたところ、よかったことがあると回答した人はほぼ全員の97.2%となりました。具体的には「うがい・手洗い等でウイルス対策をした」が73.3%と最も高く、次いで「食事の栄養バランスに気を配った」(56.6%)、「予防ワクチンを接種した」(42.6%)、「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をした」(36.7%)、「身体によい食品を取り入れた」(24.9%)と続いています。・上記について、具体的によかったことを自由記述形式で尋ねたところ、手洗い・うがいやマスク、野菜やヨーグルトの摂取、予防接種、加湿などの対策が挙げられました。・昨年の冬の体調の維持・管理で失敗したことを尋ねたところ、インフルエンザの感染や予防、冷えに関するエピソード等が挙げられました。

●今冬、体調の管理のために実践したいこととしては、「食事の栄養バランスに気を配る」「うがい・手洗い等でウイルス対策をする」「予防ワクチンを接種する」「身体によい食品を取り入れる」「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をする」が多く挙げられた。具体的な対策としては、"うがい・手洗い"では「薬用ハンドソープ/せっけん」「マスク」、"身体によい食品"では「ヨーグルト・乳酸菌飲料」「緑黄色野菜」「納豆」が挙げられた。

今年の冬、体調の管理のために実践したいこととして、何らかの実践したいことがある人は94.4%で、具体的には「食事の栄養バランスに気を配る」が83.2%と最も高く、次いで「うがい・手洗い等でウイルス対策をする」(79.3%)、「予防ワクチンを接種する」(55.5%)、「身体によい食品を取り入れる」(53.0%)、「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をする」(50.8%)が多く挙げられた。・さらに具体的に尋ねたところ、"うがい・手洗い等でウイルスを取り込まない対策"は「薬用ハンドソープ/せっけん」が78.1%と最も高く、次いで「マスク」が72.1%と続いています。"身体によい食品"は「ヨーグルト・乳酸菌飲料」が66.2%と最も高く、次いで「緑黄色野菜」(47.0%)、納豆(42.8%)と続いています。

●今冬の家族の体調管理費は、子どものためには約7,000円、夫と自分のためにはそれぞれ約4,000円で、合計すると世帯全体で使ってもよい平均金額は約15,000円。

今年の冬の家族の体調管理費として使ってもよい平均金額は、子どものためには6,749円、夫のためには4,123円、自分のためには4,334円となり、合計すると世帯全体で使ってもよい平均金額は15,205円となりました。


【調査概要】
・調査目的:子育て中の母親を対象とし、自身および家族の体調管理の現状、および、今年の冬の体調維持の対策について意識・実態を把握すること。
・調査対象者:核家族世帯(3人~4人)で、3歳~小学生のお子様を持つ母親
・調査方法:インターネット調査
・調査時期:2014年10月10日(金)~15日(水)
・回収サンプル:1,000名

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[日本能率協会総合研究所]
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