化粧品市場に関する調査 2014 

2014年10月29日
矢野経済研究所は、国内の化粧品市場の調査を実施した。

【調査結果サマリー】

◆2013年度の国内化粧品総市場規模は前年度比101.3%の2兆3,200億円
2013年度の国内化粧品市場規模は、前年度比101.3%の2兆3,200億円(ブランドメーカー出荷金額ベース)と2年連続で成長を遂げた。日本の化粧品市場は、人口減少や少子高齢化により、成熟した市場ではあるが、参入メーカーでは、シニア層や男性をターゲットにした製品開発を行うことで、需要拡大に取り組んでいる。

◆伸長目立つ男性用化粧品では、地肌ケアやスカルプケアを訴求したヘアケアが台頭
2013年度の製品分野別市場規模については、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス、男性用化粧品の全てのカテゴリーで前年度実績をクリアする推移となった。
スキンケア市場ではオールインワンジェルや美容液などのスペシャルケア製品、メイクアップ市場ではまつ毛ケア効果を訴求した美容液配合マスカラやBBクリーム、ヘアケア市場ではオイル配合やオーガニックを訴求したブランド、フレグランス市場は経済状況が上向きとなったことが影響して、メゾンフレグランスなどの高価格帯のブランドが好調に推移した。また、男性用化粧品市場では、機能性訴求のスキンケア製品や、地肌ケアやスカルプケアを訴求したシャンプー・リンスが好調に推移した。


【調査概要】
調査期間:2014年6月~9月
調査対象:化粧品ブランドメーカー、化粧品受託メーカー、化粧品原材料メーカー・商社、流通業者等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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