外食市場調査(2014年9月度) 

2014年10月28日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、東名阪の男女約9,000人を対象とする2014年9月度の「外食市場調査」を実施。

【今月のポイント】

外食市場規模は東名阪3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)+132億円の3,197億円と調査開始以来最大の上げ幅を記録。「外食単価」が調査開始以来最大の上げ幅(前年比+148円)が主な要因。特に30代男性(前年比+304円)、30代女性(前年比+256円)がけん引した。30代男性は外食市場に最大シェアをもっており(2013年4月~2014年3月実績)、このセグメントの単価が上がったことが市場規模拡大に直結したと考えられる。圏域別には、首都圏の単価上げ幅が前年比+194円と、こちらも調査開始以来最大の上げ幅。9月は天候が比較的安定し、秋の到来が早かった首都圏。『ホットペッパー グルメ』のWEBサイトでも9月には秋の味覚や鍋関連の検索が急増したことからも、順調に「食欲の秋」が到来したといえそうだ。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2014年9月の外食(※1)実施率は 74.9% (前月比増減 -3.7pt、前年比増減 -0.5pt)
● 2014年9月の外食頻度(※2)は 4.20回/月 (前月比増減 -0.21回、前年比増減 +0.01回)
● 2014年9月の外食単価は 2,420円 (前月比増減 +70円、前年比増減 +148円)
● 2014年9月の外食市場規模(※3)は 3,197億円 (前月比増減 -222億円、前年比増減 +132億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。
消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、
圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、4月からH24人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年比)は、3圏域・計:-1.6%、首都圏:-1.3%、関西圏:-2.0%、東海圏:-1.7%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:74.7%(前年比増減 -0.2pt)、関西圏:75.2%(同 -1.5pt)、東海圏:75.4%(同 +0.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.53回/月(前年比増減 +0.03回)、関西圏:3.89回/月(同 +0.04回)、東海圏:3.55回/月(同 -0.14回)
● 外食単価は、首都圏:2,503円(前年比増減 +194円)、関西圏:2,384円(同 +66円)、東海圏:2,106円(同 +88円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,013億円(前年比増減 +138億円)、関西圏:824億円(同 -1億円)、東海圏:361億円(同 -4億円)

【性年代別】(3圏域計) 

● 性年代別の外食実施率は、40代/男性(実施率77.3%、前年比増減 +3.4pt)で前年比プラス幅が最も大きかった。
一方、マイナス幅が大きいのは、20代/男性(実施率74.6%、前年比増減 -4.0pt)であった。
● 性年代別の外食単価は、30代/男性(外食単価 2,413円、前年比増減 +304円)で前年比プラス幅が最も大きかった。一方、マイナス幅が大きいのは、60代/男性(外食単価 2,807円、前年比増減 -22円)であった。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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