「オレンジページくらし予報」は、大塚製薬と共同で「女性の健康意識調査」を実施。

婦人科検診の受診頻度を聞くと、毎年受診している人は41.1%でまだまだ低く、検診を受けない理由では『面倒だから』『費用が高いから』がトップ回答に。また、女性特有の不調や病気で、仕事や家事・生活のしにくさを感じることはありましたかという質問への自由回答からは、20代フルタイム有職者では『生理痛がひどくて仕事が手につかなくなったことがあったが、男性の上司には言えない』、30代主婦では『生理前のイライラを抑えきれず夫とケンカになる』、40代主婦では『落ち込みがひどく外出できない時があった』という意見が挙がりました。

【調査ダイジェスト】

婦人科検診を毎年受けている女性はたった4割。受診率が最も高いのは50代の45.2%。

検診を受けない理由は『面倒だから』『費用が高いから』。でも検診費用はむしろ安い!?

女性特有の不調や病気で『暮らしにくさ』を感じる人は、かかりつけの婦人科医を持つべき!


【調査結果】

婦人科検診を毎年受けている女性はたった4割。受診率が最も高いのは50代の45.2%。

婦人科検診の受診について聞くと、健康診断や人間ドックの経験者のうち、オプションメニューの婦人科検診を毎年受診していると答えた人が、37.3%。健康診断や人間ドック以外で婦人科検診を毎年受診していると答えた人は、全体の30.4%という結果に。ふたつの調査結果を合わせて計算すると全体のうち、41.1%の人しか毎年婦人科検診を受診していないことになります。年代別に見ると、20代以下が36.5%、30代が36.4%、40代でも42.8%で、最も受診率が高い50代でも45.2%と半数を切る結果でした。
「でもこの受診率は、ほかの公的調査に比べると高い数字」と言うのは、高松潔先生。平成22年国民生活基礎調査では女性の乳がん検診、子宮がん検診ともに受診率約25%と低いのが現状です。ピンクリボン運動の認知度が上がり、企業や地方自治体の補助で婦人科検診は身近になっているものの、まだまだ毎年受診している人は少数派というのが現状のようです。

検診を受けない理由は『面倒だから』『費用が高いから』。でも検診費用はむしろ安い!?

婦人科検診を受けていない人にその理由を聞くと、『面倒だから』『費用が高いから』の2つの回答がほぼ同数でトップ。専業主婦の44.2%が面倒だと感じており、会社の制度で検診を受けやすいイメージのある正社員・職員(フルタイム)でも30%が、派遣・嘱託・契約社員では60%もの人が、受診にわずらわしさを感じているようです。また『費用が高い』と感じているのは、専業主婦で46.8%、正社員・職員(フルタイム)や派遣・嘱託・契約社員でも40%が高いと回答しています。

女性特有の不調や病気で『暮らしにくさ』を感じる人は、かかりつけの婦人科医を持つべき!

女性の社会進出がさらに求められるなか、女性特有の不調や病気で仕事のしにくさを感じることがあるかと聞くと、『よくある』『時々ある』と答えた人の合計が45.4%。責任も多い正社員・職員(フルタイム)では半数を超え、51.9%にもなります。一方、専業主婦に同じく家事・生活のしにくさを感じることがあるかと聞くと、全体で51.2%、とくに末子年齢が6~12歳では60.3%、子どもがいない人でも52.3%という結果に。自由回答では、『生理前のイライラを抑えきれず夫とケンカになる(30~34歳・主婦)』、『落ち込みがひどく外出できない時があった(40~44歳・主婦)』という意見が挙がりました。


【調査概要】
調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・女性(有効回答数)1040人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2014年9月5日~9月9日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[@Press]
 マイページ TOP