スポーツシューズ市場に関する調査 2014 

2014年10月14日
矢野経済研究所は、国内のスポーツシューズ市場の調査を実施した。
本調査におけるスポーツシューズ市場とは、スポーツ用品メーカー・靴履物メーカーがスポーツシューズとして出荷している商品を対象とし、メーカー出荷足数・金額ベースでそれぞれ算出した。

【調査結果サマリー】

◆2013年のスポーツシューズ国内出荷市場規模は数量ベースで前年比103.0%、金額ベースで同105.2%と拡大

2013年のスポーツシューズ国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比103.0%の8,131万足、金額ベースで同105.2%の3,028億2,000万円となった。2012年頃よりカジュアルスニーカーのブームが起きはじめており、スポーツシューズ市場全体のプラス成長に大きく貢献した。また、消費税増税前の駆け込み需要によってウォーキングシューズ市場が大きく伸長したほか、ランニングシューズ市場も市民ランナー向けの高性能モデルが安定した販売実績を残しており、2013年もプラス成長を続けた。アウトドアシューズも一時期の勢いは衰えつつあるが、山の楽しみ方が多様化していることに伴って引き続き市場の拡大が続いた。
2014年もカジュアルスニーカーやランニングのブームは継続しており、スポーツシューズ国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比103.9%の8,446万足、金額ベースで同105.4%の3,190億6,000万円と予測する。

◆トレイルランニングシューズの2013年国内出荷市場規模は数量ベースで前年比100.0%、金額ベースで同100.6%

2013年のトレイルランニングシューズの国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比100.0%の37万5,000足、金額ベースで同100.6%の16億2,000万円となった。ランニング業界では、トレイルランニングの愛好家が増えていると話題になっているが、専用シューズを着用していないランナーが多いためや、ハードなスポーツのために競技継続を断念してしまうケースが多く、トレイルランニングシューズの出荷市場規模は伸びていないことが浮き彫りとなった。


【調査概要】
調査期間:2014年5月~8月
調査対象:スポーツシューズメーカー、輸入商社、卸売業、小売業など
調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに郵送アンケートによる調査を併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
 マイページ TOP