「年末年始休暇」に関する調査(都内在住20~50代既婚男女対象) 

2014年10月02日
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、都内在住の20~50代既婚男女1,000名を対象とした、「年末年始休暇」に関する調査をおこないました。

【調査結果】

◆ 夫の6割、妻の7割が「結婚してから年末年始の過ごし方が変わった」

まず、都内在住の既婚男女1000名に対して、普段の年末年始の過ごし方を聞いたところ、 「自宅で過ごす」(69%)、「自分の実家に帰省する」(40%)、「パートナーの実家に帰省する」(31%)が上位となりました。

そこで「結婚してから年末年始の過ごし方は変わりましたか?」と質問したところ、62%が「変わった」と回答。夫婦別にみると、夫側では57%と約6割、妻側は67%と約7割がそれぞれ「変わった」と答えています。

ちなみに、「結婚前の過ごし方」としては、「自宅で過ごす」(58%)、「自分の実家に帰省する」(33%)などのほか、「恋人とデートをする」(16%)、「旅行に行く」(14%)、「友人同士で集まる」(14%)、「イベントに出かける」(9%)など、人によってさまざまな回答があがりました。結婚後は、自宅や実家で家族と過ごす時間が多い現代の夫婦たちも、結婚前は気の向くまま、自由に年末年始を過ごしている人が多かったようです。

また、「理想の年末年始」の過ごし方を聞くと、男女で違いがみられる結果となり、男性では「自宅で過ごす」(40%)がトップ、女性では「旅行に行く」(38%)がトップに。夫婦間における「理想」のギャップが明らかになりました。

◆ “計画”は「妻」が主導、“宿泊先・乗り物の手配”は「夫」が主導!?

続いて、「旅行や帰省の計画は、夫婦どちらがメインで計画を立てることが多いですか?」という質問では、僅差ながら「夫」(32%)よりも「妻」(34%)という回答が多いという結果に。しかし一方で、「旅行や帰省における宿泊先や乗り物などの手配」となると、 「夫」が44%、「妻」が35%で、順位が逆転。“計画”は妻メイン、“宿泊先・乗り物の手配”は夫メインという家庭が多いようです。

◆3人に1人が、「旅行や帰省の計画・準備」が原因で夫婦げんかに!

また、「旅行や帰省の計画・準備の際に、パートナーに対して苛立ったことはありますか?」と聞くと、54%と半数以上が「ある」と回答。さらに、「旅行や帰省の計画・準備が原因で、夫婦げんかになったことはありますか?」という質問でも、32%と約3人に1人が「ある」と答えました。

具体的なエピソードとしては、「妻の段取りが悪すぎたり、無計画なため割高になってしまったりすることが多く、イライラしてしまう。(39歳・男性)」、「早めに計画や準備をしておきたいのに、夫の予定がなかなか決まらない。(29歳・女性)」、「せっかく企画したのに、前日になって、違う場所がいいと夫が言い出す時がある。(42歳・女性)」などの声が。準備や段取りがスムーズに行かなかったり、せっかく選んだ行き先や計画に文句を言われたりすることで、せっかくの旅行や帰省が台無しになった経験がある人も多いようです。

◆「今年の年末年始」の志向は、男女ともに『ありのまま型』!

最後に、今年度の年末年始の予定についても質問してみました。その結果、「自宅で過ごす」(56%)のほか、「自分の実家に帰省する」(29%)、「パートナーの実家に帰省する」(24%)、「旅行に行く」(10%)が上位に。自宅、帰省、旅行という定番の過ごし方をする人が多い様子がうかがえます。

また、「今年、年末年始の旅行・帰省の計画を立てる(立てた)タイミング」を聞くと、「~9月」(12%)、「10~11月」(23%)、「12月上旬」(20%)と結果にばらつきが。「まだ暑い時期から計画をたてる人」、「涼しくなった秋口頃から動く人」、「12月に入って直前に準備をする人」、と大きく3つのパターンにわかれるようです。

ちなみに、「今年の年末年始の過ごし方に関する気分・志向」を聞くと、次のような回答が上位になりました。

■『ありのまま』型・・・601人
“ありのまま”でいられる場所で、のんびりと過ごす

■『家計第一』型・・・275人
贅沢な旅行などは控え、あまりお金を遣わないように過ごす

■『マウンティング』型・・・64人
人に自慢できるようなレジャーや旅行を楽しむ

今年度は、前年に引き続き、年末年始の日並びが良く、12月29日~1月2日が冬季休暇の場合、その前後にある土日を含めると、有給休暇を取得せずとも9連休を取得することができます。前述の質問において『ありのまま』型を選んだ方からは、「長期の休暇なんてめったに無いので、東京を離れてのんびりしたい。(57歳・東京都)」、「あまり疲れることはせず、家族みんなで休養に充てたい。(45歳・女性)」、「年末年始だからといって気合いを入れるのではなく、無理なく自然体で気持ちよく過ごせる年末年始を考えたい。(35歳・男性)」などの声が寄せられました。

今年は、のんびりできる実家やあまり混雑していない旅先で、ゆっくりと“ありのまま”くつろぎたいと考える人が多いようです。


【調査概要】
調査名:「年末年始休暇」に関する意識・実態調査
調査期間:2014年8月26日(火)~9月8日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:都内在住の20~50代既婚男女1,000名 ※年代、性別、都内出身者/地方出身者で均等割付け

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[トレンド総研]
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