BWRITEは、「ヘアケアについての意識調査」を実施。対象者は、マーケティング特化型クラウドソーシング「Skets(スケッツ)」会員の20代以上の女性200名。実施時期は、今年8月末から9月初め。

【調査結果】

■「シャンプー」ほぼ全員、「トリートメント」6割超 「スカルプクレンジング」使用者は1割弱

9月初旬の調査時点で、現在使用しているヘアケア商品のアイテムを答えてもらったところ、「シャンプー」はほぼ全員が使用、「コンディショナー」は8割以上が使用していた。へアパック類を含めた「トリートメント」は、約6割が使用。また、ほぼ10人に1人に当たる9.5%が「スカルプクレンジング」を使用しており、スカルプケアが女性の日常的なヘアケアとして一定の層に取り入れられつつあるようだ。

■“参考にする情報源” 「コスメ・美容情報サイト」が41.5%でTOP

ヘアケア商品の商品選択時に特に“参考にする情報源”では、 2位以下を大きく引き離して「コスメ・美容情報サイト(@cosmeなど)」が41.5%でTOP。次いで、「ショップ店頭」(27.0%)。以下、上位に「テレビCM」(24.0%)、「雑誌の記事」(15.5%)、「知人の口コミ」(14.0%)などが並ぶ。一方、「SNS」、「雑誌の広告」、「テレビ番組」は、それぞれ2.5%であり、ヘアケア商品選択時の情報源としてはあまり重要視されていないようだ。

■特に”重視したポイント” 「効果/効能」46.5% ヘアケア商品は実用性重視

現使用商品の商品選択時に特に”重視したポイント”では、「効果/効能」が46.5%で最も多かった。次いで、「使い心地」が39.5%、「価格」が29.5%、「香り」が22.5%。「効果・効能」という具体的な商品の実力を大前提として、コストパフォーマンスと、「香り」や「使い心地」など実際に使用した時に感じる気持ち良さが重要視されており、ヘアケア商品の選択は実用性重視であることが伺える。

■約半数がヘアケアに「傷みのケア」効果を期待 「良い香りになる」は2割

ヘアケア商品に主に期待する”効果”として、回答者の約半数にあたる50.5%が「傷んだ髪をケアする」と答えた。次いで多かったのは、「パサつきを防止する」で、38.0%。具体的な悩み改善を期待する声が上位に挙がった。同時に、3位には「良い香りになる」(22.0%)が挙げられており、5位の「髪に輝きを与える」(14.0%)と共にヘアケア商品にコスメとしての役割を期待する声も少なくない。また、「頭皮ケア」が15.5%で4位となっており、女性の一定層にスカルプケアが浸透していることが伺える。

■“購入チャネル” 「ドラッグストア」が60.5%と圧倒的多数

現在使用中のヘアケア商品の“購入チャネル”では、「ドラッグストア」が60.5%と圧倒的多数だった。次いで、「メーカー直営以外のショッピングサイト」(22.0%)、「スーパーマーケット」(14.5%)となっており、多くの回答者にとっては、ヘアケア商品の購入が日用品購入の一環として捉えられていることが伺える。一方、「美容院・サロン」での購入は8.0%、「メーカー直営店舗」での購入も6.0%あり、ヘアケア商品へのこだわりの度合いには人により大きな開きがあるようだ。

■“シャンプー”の“購入価格” 「500~1,000円未満」が37.6%でTOP 1,000円未満が約7割

現在使用中の“シャンプー”の“購入価格”については、「500~1,000円未満」が37.6%で最も多かった。次いで「300~500円未満」が25.4%。全体の7割近く(68.6%)が1,000円未満である一方、2,000円以上の商品の使用者も15.8%を占めており、価格帯には大きなばらつきが見られる。

■現使用“シャンプー” TOPはP&G「PANTENE(パンテーン)」 7位に「john masters organics」

現在使用中の“シャンプー”の“メーカー”では、 12.7%(25人)で「P&G」と「花王」が同数でTOPにランクイン。9.6%(19人)の「資生堂」と「ユニリーバ・ジャパン」が同じく同数で続いた。
同、“ブランド”では、P&Gの「PANTENE(パンテーン) 」がTOPで7.6%が使用していると回答。資生堂の「TSUBAKI(ツバキ) 」と、ユニリーバ・ジャパンの「LUX(ラックス) 」が同数の7.1%で続き、さらに1票差で花王「エッセンシャル」が続いた。上位に国内外の大手メーカーが並ぶ中、メーカー、ブランド両方において、注目の海外オーガニックコスメ「john masters organics(ジョンマスターオーガニック)」が7位にラインクイン。人気を集めていることが伺える。

■使用中の“コンディショナー”の“購入価格” 「1,000円未満」が7割を超す

現在使用中の“コンディショナー”の“購入価格”については、 “シャンプー”とほぼ同じ価格帯分布である。「500~ 1,000円未満」が40.4%で最も多く、次いで「300~500円未満」が25.3%。 “コンディショナー”使用者の7割以上(72.3%)が 1,000円未満の商品を使用しており、シャンプー(同68.6%)よりも割合が高い。一方、2,000円以上の商品の使用者は12.0%。 “シャンプー”(同15.8%)に比べ、高価格帯商品の使用者が若干少ない傾向が見られる。

■使用中の“コンディショナー”の“ブランド”  TOPは「LUX」 8位に「L‘OCCITANE」

現在使用中の“コンディショナー”の “ブランド”では、ユニリーバ・ジャパンの「LUX(ラックス)」が9.0%でTOP 。花王「エッセンシャル」と、P&G「PANTENE(パンテーン)」が同数の8.4%で続いている。4位は資生堂「TSUBAKI(ツバキ) 」(7.2%)。8位にフランスの自然派アロマコスメメーカー「L‘OCCITANE(ロクシタン) 」がランクインしている。
“メーカー”では、「P&G」が16.3%でTOP。2位「花王」(13.9%)、3位「ユニリーバ・ジャパン」(10.2%)となっている。7位には「L‘OCCITANE(ロクシタン) 」がランクイン。 8位の「john masters organics(ジョンマスターオーガニック)」とともに、海外高級自然派ヘアケアコスメの人気を裏付ける結果となった。

■“トリートメント”は、使用者の5人に1人が2000円以上の商品を使用

スペシャルケア商品である“トリートメント”の購入価格は、1,000円以上が6割近く(57.0%)を占めた。また、使用者の約5人に1人(22.0%)が2000円以上の商品を使用している。最も使用者が多い価格帯は “シャンプー” “コンディショナー”同様「500~1,000円未満」(33.3%)であるが、次いで「1,000~2,000円未満」が多く、23.6%となっている。

■使用中の“トリートメント”の“メーカー” 1位「P&G」 7位にサロン向け「ヘンケルジャポン」「ミルボン」

現在使用中の“トリートメント”の“メーカー”では、様々な名前が挙がったが、TOP3は、1位「P&G」(13.0%)、2位「ユニリーバ・ジャパン」(9.8%)、3位「資生堂」(8.9%)と一般大手メーカーがTOP3を占めた。 “トリートメント”ならではの傾向として、サロン向けメーカーの「ヘンケルジャポン」、「ミルボン」が、それぞれ7位(3.3%)に入っている。また「L‘OCCITANE(ロクシタン) 」が2.4%で11位に入った。

“ブランド”では、ユニリーバ・ジャパンの「LUX(ラックス)」がTOP(7.3%) 。2位はP&G「PANTENE(パンテーン)」(6.5%)、3位はP&G「h&s(エイチ アンド エス) 」、資生堂「TSUBAKI(ツバキ) 」(それぞれ5.7%)。 また、“シャンプー”、“コンディショナー”とは異なり、TOP11以内にサロン向けブランドである、ロレアル「ケラスターゼ(KÉRASTASE)」、ヘンケルジャパン「シュワルツコフ」、ミルボン「ディーセス」の名前が挙がっている。


【調査概要】
調査実施期間:2014年8月29日(火)~9月4日(月) <7日間>
調査対象・人数:「Skets」会員の20代以上の女性 200名(有効回答)
調査方法:WEBアンケート方式(計13問)

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