電子版お薬手帳に関する意識調査 

2014年09月26日
日本調剤は、『電子版お薬手帳に関する意識調査』を実施。本調査は、「現在、紙(冊子)のお薬手帳を使用している(お薬手帳を持っていて、処方薬をもらう際に持参する人)」全国の20代~60代以上の男女1,095人を対象に、2014年9月5日~8日の期間にインターネット調査を実施し、その結果をまとめました。

【調査結果のポイント】

1.紙のお薬手帳を使用していて便利だと思う点は、「薬剤師に薬の飲み合わせを確認してもらえる」(62.2%)、「自分の服用している薬をすぐに確認できる」(61.5%)が多かった。

2.一方、不便だと思う点は、「ついつい持っていくのを忘れる」(56.9%)、「冊子なので持ち歩くとかさばる」(39.7%)が多い結果となった。

3.現在、紙のお薬手帳を使用している人の「電子版お薬手帳」に対する認知度は低く、『知っている』(「よく知っている」+「なんとなく知っている」)人は全体の13.1%であった。性年代別でみると、20代男性は他の性年代より『知っている』割合が高く32.0%、次いで、30代男性23.7%となった。

4.「電子版お薬手帳」を『知っている』と回答した人でも、使ったことがある人は23.6%と利用経験者は少ない。

5.今後、「電子版お薬手帳」を使いたいと思う人は約半数の48.3%。最も利用意向が高い性年代は30代男性で58.9%が「使いたい」と回答。次いで60代以上の男性(58.1%)、40代男性(52.8%)となった。
一方、利用意向が最も低いのは60代以上の女性で、37.4%が「使いたいと思わない」と回答。

6.電子版お薬手帳を「使いたい理由」を聞いた自由回答からキーワードを抽出した結果、『便利』、『忘れない』、『情報管理が容易』という回答が多く挙がった。

7.電子版お薬手帳を「使いたいと思わない理由」を聞いた自由回答から抽出したキーワードでは、『面倒くさい・不便』、『必要ない・冊子で十分』、『情報の流出が心配』という回答が多く挙がった。

8.電子版お薬手帳にあると“便利・使ってみたい機能”のトップ3は、「薬の効能、副作用などの詳細情報がわかる」(58.2%)、次いで「薬代などの医療費の記録」(41.7%)、「これまでの通院記録」(37.0%)。

【調査結果】

Q1 お薬手帳が「便利だと思う」点は、どのようなところですか。(回答はいくつでも)
紙のお薬手帳が便利だと思う点のトップ3は、「薬剤師に薬の飲み合わせを確認してもらえる」(62.2%)、「自分の服用している薬をすぐに確認できる」(61.5%)、「服薬内容を薬剤師や医師に正確に伝えることができる」(51.0%)で、いずれの項目も半数以上の人が便利な点として挙げている。

Q2 お薬手帳が「不便だと思う」点は、どのようなところですか。(回答はいくつでも)
一方、紙のお薬手帳が不便だと思う点は、「ついつい持っていくのを忘れる」が最も多く56.9%。次いで「冊子なので持ち歩くとかさばる」(39.7%)、「紛失すると自分の服用情報を失ってしまうことになる」(19.1%)となった。

Q3 お薬手帳に電子版があるのを知っていますか。(回答は一つ)
現在、紙のお薬手帳を使用している人の「電子版お薬手帳」に対する認知度を聴取した結果、「電子版お薬手帳」を『知っている』(「よく知っている」+「なんとなく知っている」)人は全体の13.1%であった。
性年代別でみると、20代男性は他の性年代より『知っている』割合が高く32.0%、次いで、30代男性23.7%となった。

Q4 「電子版お薬手帳」を使ったことがありますか。(回答は一つ)
【回答者:Q3で「よく知っている」「なんとなく知っている」と回答した方】
さらに、「電子版お薬手帳」を『知っている』と回答した人に利用経験の有無を聞いた結果、使ったことがある人は23.6%と少ない。

Q5 「電子版お薬手帳」を使いたいと思いますか。(回答は一つ)
「電子版お薬手帳」の利用意向は、約半数(48.3%)の人が「使いたい」と回答。性年代別で比較すると、 最も利用意向が高いのは30代男性で58.9%が「使いたい」。次いで60代以上の男性(58.1%)、40代男性(52.8%)となった。一方、利用意向が最も低いのは60代以上の女性で、37.4%が「使いたいと思わない」と回答した。

Q6 電子版お薬手帳を「使いたい」理由はなんですか。(自由回答)
【回答者:Q5で「使いたい」と回答した方】
電子版お薬手帳を「使いたい」と回答した人に理由を自由回答で聴取した。529人から得られた回答をキーワードで分類した結果、最も多いキーワードは『便利』で約4割の人が使いたい理由として挙げた。次いで多いのは、『忘れない』、『情報管理が容易』、『かさばらない』、『紛失しない』、『環境に優しい』の順。

Q7 「電子版お薬手帳」を使いたいと思わない理由はなんですか。(自由回答)
【回答者:Q5で「使いたいと思わない」と回答した方】
電子版お薬手帳を「使いたいと思わない」と回答した人に理由を自由回答聴取した。208人から得られた回答をキーワードで分類した結果、『面倒くさい・不便』、『必要ない・冊子で十分』というキーワードが多く挙げられた。そのほか『情報の流出が心配』、『スマホやPCなどの媒体がない』などが挙げられた。

Q8 「電子版お薬手帳」にあると便利だと思う、使ってみたい機能はなんですか。(回答はいくつでも)
電子版お薬手帳にあると“便利・使ってみたい機能”のトップ3は、「薬の効能、副作用などの詳細情報がわかる」(58.2%)、次いで「薬代などの医療費の記録」(41.7%)、「これまでの通院記録」(37.0%)となった。


【調査概要】
・調査方法:インターネット調査
・調査地域:全国
・調査対象者:「紙のお薬手帳を持っていて、処方薬をもらう際に持参する」20代~60代以上の男女1,095人
・サンプル構成: 全体1,095 男性569 女性526
 20代(全体155 男性50 女性105)
 30代(全体305 男性202 女性103)
 40代(全体213 男性108 女性105)
 50代(全体210 男性104 女性106)
 60代以上(全体212 男性105 女性107)
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2014年9月5日(金)~9月8日(月)

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[日本調剤]
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