職場コミュニケーションに関する意識調査 

2014年05月13日
「ダイドー働く大人力向上委員会」では、新入社員が入社したり、部署異動が多く、職場において新たな人と接することが多い4・5月に合わせて、職場のコミュニケーションに関する実態を明らかにし円滑な職場コミュニケーション向上に役立てて頂くため、20代~50代の働く男女1,000名を対象に「職場コミュニケーションに関する意識調査」を実施。

【調査結果】

≪新入社員・若手社員への不安・不満の実態①≫
・新入社員に対して不安を感じる人 46.7%
・新入社員に不安を感じる点
 1位「何を考えているか分からなさそう」40.0%
 2位「上手くコミュニケーションがとれなさそう」38.8%

毎年4月は新入社員が入社する時期ですが、新生活を迎える新入社員ではなく、今回は新入社員を受け入れる既存社員側はどのようなことを考えているのか調査しました。
「今年4月に入社した新入社員に対して不安を感じますか。」と聞いたところ、「とても不安に感じる」(9.7%)、「どちらかといえば不安に感じる」(37.0%)と、約5割(46.7%)の人が新入社員に対して不安を感じていることが分かりました。具体的にどのような点に不安を感じるか聞いたところ、「何を考えているかわからなさそう」(40.0%)が1番多く、次いで「上手くコミュニケーションがとれなさそう」(38.8%)という結果になりました。新入社員とのコミュニケーションに対して、不安を抱えている既存社員が多いという結果が明らかとなりました。

≪新入社員・若手社員への不安・不満の実態②≫
・若手社員に不満を持っている人 6割以上
・不満を感じる点
1位「指示するまで動かない」「他人の話を聞かない・理解しない」 26.9%
2位「何を考えているかわからない」 24.7%
3位「反応が薄い」 24.6%

新入社員への不安要素が明らかになったところで、すでに関わっている若手社員に対する不満について質問しました。
若手社員に対する不満要素の有無、また不満要素について聞いたところ、不満点として1番多く挙げられた回答が「指示するまで動かない」(26.9%)、次いで「何を考えているかわからない」(24.7%)、「反応が薄い」(24.6%)という結果になりました。また6割以上の人が若手社員に対して不満を持っているという実態が明らかとなりました。この結果から、多くの先輩社員たちが若手社員に対して、ビジネスマナーなどではなく、「何を考えているかわからない」や「反応が薄い」といった、“リアクション不足”に不満を持っていることがうかがえます。

≪職場でのリアクションに関する実態≫
・仕事でリアクション力が必要だと感じる人 9割以上
・リアクションに困った時の対応1位「愛想笑い」 78.7%
・リアクションに困るのは下ネタ・自虐・つまらないギャグ!!!

若手社員に対して、リアクションに関する不満を持っている人が多数いることが明らかになりました。では実際に、仕事において“リアクション力”が必要だと感じている人はどの程度いるのでしょう。「仕事において、リアクション力は必要だと感じますか」と聞いたところ、「必要だと感じる」(27.5%)、「どちらかといえば必要だと感じる」(63.5%)と、仕事で“リアクション力”が必要だと感じている人が、9割以上いることが分かりました。
さらに、上司、同僚、取引先等の人のジョークやダジャレへの対応に困った事があるか聴いたところ、 20代・30代の男女や40代の女性の半数以上が「困ったことがある」(「頻繁にある」「時々ある」)と回答。一方、40代・50代の年配の男性や50代の女性の半数以上は「困ったことがない」(「あまりない」「全くない」)と回答。この結果から若い社員や女性のリアクション不足が明らかとなりました。
実際にどのような時に困ったのかアンケートを取ったところ、プライベートな話や、下ネタ、つまらないギャグや人の悪口・噂話でリアクションに困ったことがある人が多数いました。

≪良いリアクションの効果:仕事編≫
・リアクションが良いと印象が変わる 83.7%
・リアクションが良いと「一緒に仕事をしたい」9割 ・ 「飲みに行きたい」7割

前項で仕事におけるリアクションの必要性や、リアクションの悩み経験者が多数いることが分かりました。不安や不満に思われている若手社員・新入社員のリアクションが良いと、印象が変わるのでしょうか。若手社員や新入社員に関しては、リアクションが良いと「印象が変わる」(19.0%)「どちらかというと変わる」(64.7%)と、8割以上の人がリアクションによって印象が変わると回答しています。リアクションの善し悪しが、印象を変えることが明らか
となりました。

仕事の場面で、リアクションが良いとどのような効果があるのでしょうか。1番多かったのが「一緒に仕事をしたい」で「思う」(27.9%)、「どちらかというと思う」(60.1%)で、88.0%の人がリアクションが良いと一緒に仕事をしたいと思うようです。次は、「食事・飲みに連れていきたい」で、7割以上の人がリアクションが良いと食事や飲みに連れていきたい思うことが分かりました。ほかには「大事な仕事・プロジェクトを任せたい」や「取引先との接待に連れて行きたい」という人が6割以上いました。リアクションが良いと、他の社員からの印象が良くなるだけでなく、仕事面でも様々な恩恵を受ける可能性がある「恩恵男子」のようです。

≪良いリアクションの効果:恋愛編≫
・リアクションが良いとデートや遊びの誘いが増える“誘われ女子”!?
 「プライベートで飲みに行きたい」「デートに誘いたい」 20代男子多数

リアクション(反応)が良いと、恋愛面ではどのような効果をもたらすのでしょうか。様々な項目に関して「異性に対してリアクションが良いとどのように思いますか」と質問したところ、20代男性の7割以上が「食事・飲みに行きたい」と回答しました。また、「プライベートでも遊びたい」「デートに誘いたい」という項目に関しても、「誘いたいと思う」「どちらかというと誘いたいと思う」と回答している20代男性が約4割~半数という結果となりました。返答やリアクションが良い女性は、男性からの誘いや出会いの機会も多くなる、「誘われ女子」のようです。

≪リアクション力×仕事の恋愛≫
・仕事が出会いのきっかけ!? 女性の46.2%が経験有り
・リアクション上手はモテポイント!?リアクション上手は恋愛経験豊富!?

社内や取引先など、仕事を通じて恋愛経験があるか男女別に聞いたところ、男性は35.6%、女性では46.2%の人が現在、または過去に仕事を通じた恋愛経験があることが明らかになりました。仕事関係の恋愛は女性が多く経験している一方、今後してみたいという願望に関しては男性の方が高いという結果が明らかになりました。
恋愛とリアクションの関係について明らかにするべく、仕事がきっかけで恋愛関係に発展した人に、「その相手はリアクション上手か」と聞いたところ、男性では75.8%、女性では73.2%の人が、“相手はリアクションが上手”と回答しています。リアクション上手は、“モテ”の大きなポイントと言える結果となりました。

≪番外編≫
・東京大阪比較! 大阪で働くならアドリブ力が重要!?

新入社員に求めるものに地域差はあるのでしょうか。「新入社員に対してどのような点を不安に感じますか」の質問について、東京と大阪の結果を比較しました。
大阪で高い不安要素は「上手くコミュニケーションがとれなさそう」「アドリブが効かなさそう」の項目でした。大阪では35.3%の人が“アドリブ”の有無に関心を持っているのに対し、東京では19.4%の人しか新入社員のアドリブ力について関心がないようです。
一方、東京では「何を考えているかわからなそう」という項目が最も高く、この結果から、世代間で物事の考え方にギャップがあり、そのギャップからコミュニケーションに不安を感じていることがうかがえます。


【調査概要】
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :20代~50代の働く男女
回答数 :1,000名
調査日 :2014年4月10日(木)~4月11日(金)
調査主体 :「ダイドー働く大人力向上委員会」

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[ダイドードリンコ]
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