ジャストリサーチサービスは、改正薬事法の施行に伴い、一般用医薬品のインターネット通販の購入実態・意識を把握するため、「一般用医薬品に関する調査」を実施した。

【調査結果】

1.改正薬事法認知
改正薬事法の認知率は9割を超え、一般用医薬品のネット通販解禁は広く知られている様子。
ただし “1類の医薬品は問診が必要” であることを認知している人は、現段階では認知者の1/3程度に留まっている。
◆ 改正薬事法の認知では、<男性20~30代>で認知率が高く、「内容までだいたい知っている」が半数前後に上る。
◆ “1類の医薬品は問診が必要” であることを認知しているのは、<男性>39%に対して<女性>25%と、10pt以上の開きが見られる。そのほかの回答についても<男性>の認知率が<女性>を上回っており、<男性>の認知がより進んでいる。

2.一般用医薬品のネット購入経験 / ネット購入意向
ネットで一般用医薬品を購入したことがある人は全体の3割程度に留まっているが、今後ネットで購入したい人は6割近くに上る。(ネットでの購入未経験者でも4割強)
◆ 男女とも<30代>でネットでの購入経験が高く4割を超える。また、<女性30代>ではその半数近くが改正薬事法施行後に購入。
◆ 同様に、ネット購入意向でも<男女30代>で他の年代より高くなっている。

3.ネットでの購入意向理由 / 非購入意向理由
購入意向理由は、「店舗の営業時間に関係なく購入できるから」 「自宅に届けてくれる」 「目当ての医薬品が探しやすいから」といった“利便性”がポイントになっている。
一方、非購入意向理由は「手元に届くのに時間がかかるから」 「送料がかかるから」 「店員・薬剤師に相談できないから」などが上位。
◆ 非購入意向理由として、<女性>では「偽物や粗悪品がありそうで不安だから」も上位に挙げられており、<男性>に比べ<女性>のネット通販に対する不安の強さが窺える。

4.ネットでの購入意向商品
ネットで購入したい商品としては、「総合感冒薬」を筆頭に「ビタミン剤含有保健薬」、「目薬」、「解熱鎮痛剤」と続く。
◆ <男性>では「育毛剤・発毛剤」や「水虫薬」、<女性30代>では「妊娠・排卵日検査薬」、<女性40代>では「胃薬」なども目立っている。

4.ネットでの購入意向商品
ネットでの医薬品購入意向者において、お店よりもネットで購入したいと考えられている医薬品は、「妊娠・排卵日検査薬」「尿の薬」「痔治療薬」「育毛剤・発毛剤」など。
◆ 上記の他にも、「睡眠導入・改善薬」「水虫薬」「便秘薬」などでもネット派がお店派を10pt以上上回っており、購入時に人目が気になりそうな医薬品で、ネット派の占める割合が高くなっている様子が窺える。


【調査概要】
・調査目的 : 改正薬事法の施行に伴い、一般用医薬品のインターネット通販の購入実態・意識を把握する
・調査方法 : WEB調査
・調査エリア : 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
・調査対象 : 上記地域居住の20~69歳の男女個人 一般用医薬品(医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品)自購入者
・サンプルサイズ : 計557s
・調査実施期間 :
 スクリーニング調査 2014年 7月28日 (月)
 本調査 2014年 7月29日 (火)

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