服の収納・衣替えの実態調査 

2014年09月11日
エステーは、秋の衣替えシーズンに向けて、20~50代の主婦を対象に「服の収納(衣類収納)と衣替え」に関する実態調査を実施。共働き世帯の増加、ファストファッションの浸透など、家事と衣類を取り巻く環境は変わり続けています。本調査は普段の衣類収納と季節の衣替えをテーマに、主婦の悩みを明らかにしています。

普段の衣類収納について聞くと、およそ半数の主婦が、部屋の衣類を完全に片付けられていないことが分かりました。また、過半数の主婦は、衣類収納の現状に「満足していない」と回答しました。満足していない理由には、「収納スペースが少ない」が最も多く、次いで「出し入れしにくい」「家族が収納してくれない」となりました。

衣替えに目を移すと、7割以上の主婦が主にひとりで作業しています。そのうち、普段の衣類収納に「満足している」と答えた人は2割程度。一方、家族と一緒に衣替えする主婦は同じく3割超となります。家族の参加によって、満足している主婦が、割合にして約1.6倍に増加することがわかりました。

【調査結果】

◆半数が衣類を収納しきれない。衣類収納に55%の主婦が不満
普段の衣類収納に関する質問では、「いつも衣類で部屋が散らかっている」(2.8%)、「収納せずに部屋にそのまま置いてある衣類がある」(44.3%)を合わせて半数近くの主婦が、部屋の衣類を完全に片づけられていないことがわかりました。
また、満足度についても、過半数の主婦が「満足していない」と回答。衣類収納が、主婦にとって、大きな悩みの種になっていることがうかがえます。

◆衣類収納に満足していない理由トップ3
衣類収納に満足していない理由は、「収納スペースが少ない」が75.1%となり圧倒的な1位でした。快適な衣類収納を実現するには、限られたスペースを有効に活用することがポイントといえそうです。次いで「衣類を出し入れしにくい」(44.8%)や「家族が自分で収納してくれない」(41.2%)が40%を超えています。
特に、家族の協力は、衣類を収納する上での満足度を大きく左右することもわかっています。

一方、満足している人に上手な衣類収納のコツを聞いたところ、「ひごろのこまめな整理」と60%が回答(複数回答可)。「時間を決めて一気に整理」の8%を大きく引き離しています。
日常的に片付けしやすい環境を整えることも、主婦の満足度を上げるうえで重要といえそうです。

◆主婦の7割以上がひとりで衣替え
普段の衣類収納と関連が深い衣替えに関する質問では、衣替えが「好きではない」「どちらかといえば好きではない」を合わせると60.3%となりました。その理由の1位には「衣類収納が苦手だから」(62.7%)を挙げ、多くの主婦が「自分は収納下手」と認識していることがわかりました。

また、「衣替えを誰が行うか」については、主に自分ひとりで衣替えする主婦が72.3%と圧倒的多数。家事の分担や女性の社会進出が叫ばれる中、衣替えは、いまだ多くの家庭で女性の作業になっていることがわかりました。

ただし、主婦が一方的に作業を押しつけられているともいえません。衣替えが「好きではない」、「どちらかといえば好きではない」という人にその理由を尋ねたところ(複数回答)、「家族に協力してもらえないから」と回答した主婦は1割台(15.8%)にとどまりました。主婦は、必ずしも家族の協力を期待していないことが推察できます。

◆家族が衣替えに参加すると、収納の満足度が上昇
家族が衣替えに参加する家庭では、衣類収納の満足度が大きく変化します。自分ひとりで衣替えを行う場合、普段の衣類収納に「とても満足している」「やや満足している」と答えた人は21.1%。一方、家族と一緒に衣替えする主婦は同じく33.3%で、満足している主婦が、割合にして約1.6倍になることがわかりました。
なお、家族の参加を促すコツを聞くと(自由回答)、「一緒に作業するスケジュールを決める」「家族が片づけやすいよう準備する」といった回答が多く寄せられています。


【調査概要】
調査内容:服の収納・衣替えに関する調査
調査期間:2014年8月
調査対象:20~50代の既婚女性400名
調査方法:インターネット調査

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[エステー]
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