「タブレットの導入状況(2014年)」についての調査(企業のIT担当者対象) 

2014年09月09日
リクルートマーケティングパートナーズが運営する、IT製品情報を掲載する無料会員制サイト『キーマンズネット』は、IT製品の導入状況や製品の選定ポイント、IT担当者の関心事がわかるコーナー「IT担当者300人に聞きました」を公開。

今回は企業のIT担当者を対象に「タブレットの導入状況(2014年)」についてアンケートを実施。「導入状況」「利用目的」「重視ポイント」「併せて検討したこと」「満足度」など、その実態が明らかになりました。

【調査結果概要】

■タブレットの導入率は33.9%で2012年の2.5倍、大手企業に至っては3.4倍にまで拡大

●タブレットの導入状況
「既に利用している(追加・リプレイスなし)」24.4%
「既に利用している(追加・リプレイスあり)」 9.5%
「新規で利用を検討している」5.5%
「必要性を感じるが利用は検討しない」27.6%
「必要性を感じない」32.9%

前回2012年5月実施の調査では、全体では導入済みが13.3%であったため、今回の調査と比較するとタブレット導入率は2.5倍に拡大した。特に従業員規模1001名以上の大手企業では、前回、導入済みが11.7%であり、今回の39.8%と比較すると3.4倍にまで拡大した。

■タブレットの利用目的は、導入率、導入予定ともに「営業効率を上げたい」が1位

●タブレットの利用目的[導入済み]
1位「営業効率を上げたい」53.6%
2位「紙資料を削減したい」48.5%
3位「社外から社内システムにアクセスしたい」41.6%

●タブレットの利用目的[導入予定]
1位「営業効率を上げたい」55.1%
2位「社外から社内システムにアクセスしたい」49.5%
3位「紙資料を削減したい」48.6%

営業現場では、社内のサーバーから必要な資料を印刷して顧客へ持っていくスタイルから、社外から社内のファイルサーバーにタブレットを使ってアクセスしたり、すべての営業資料をタブレット内に保存しておくことで、その場で必要な情報を顧客に提示することができ、顧客に対する即応力の強化が期待できるだろう。

■タブレット選定の重視ポイントは、「製品ブランド」から本体が持つ「性能」へシフト

●タブレット選定の重視ポイント[導入済み]
1位「導入/運用コスト」58.9%
2位「製品ブランド」42.6%
3位「処理性能」33.3%

●タブレット選定の重視ポイント[導入予定]
1位「導入/運用コスト」62.0%
2位「処理性能」45.4%
3位「バッテリー接続時間」32.4%

注目したいのは、「導入済み」と「導入予定」とで順位が大きく変動している項目があることである。「導入済み」から「導入予定」で順位が3ランク以上浮上したのは「バッテリーの接続時間」(6位→3位)、「本体の軽さ」(7位→4位)、「アプリケーション開発のし易さ」(8位→5位)。逆に「導入済み」から「導入予定」で順位を3ランク以上落としたのは「製品ブランド」(2位→7位)、「サイズ」(5位→8位)であった。


【調査概要】
調査期間:2014年6月4日~2014年6月11日
有効回答数:859
調査対象:キーマンズネット会員

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[キーマンズネット]
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