中国人海外旅行客の動向についての調査(Chinese International Travel Monitor (CITM)) 

2014年07月16日
Hotels.comは、中国人海外旅行客の動向についての調査『Chinese  International Travel Monitor (CITM)』の最新版を発表。前回に続き中国が世界で最も旅行にお金を費やす国となった一方で、中国人旅行者が意思決定を行なう際にテクノロジーが非常に強力な要素となってきていることが明らかになりました。

調査を開始して以来初めて、調査に参加した中国人旅行者の半数以上がウェブサイトやモバイルアプリを利用してホテルを予約していると回答し、2013年の45%を上回りました。半数弱が旅行のリサーチのためにオンラインホテル予約サイトやレビューサイトを利用しており、3人に1人がソーシャルメディアをチェックしています。また、84%が旅行中や帰国後に海外旅行の写真や体験談をソーシャルメディアで共有しています。さらに、ホテルで最も重要なサービスとして無料Wi-Fiサービスの提供を選択した回答者は59%にのぼりました。

3,000人以上の中国人海外旅行者と世界各国のホテルで働く3,000人の従業員を対象に行なった第3回CITM調査から、中国人旅行者の動向のあらゆる変化やそれに対して世界のホテルがどのような対応で利益を最大化しようとしているかを伺い知ることができます。  

2013年の中国人海外旅行者は9,700万人にのぼり、2012年に比べて1,400万人増加しました。このような状況の中、調査に参加した世界各コクのホテル従業員の半数以上が中国人宿泊客は過去12ヶ月よりも増加したと回答し、36%が中国人旅行者の流入は今後1~2年間でホテル産業に最も影響を与える要素の一つになると考えていることが明らかになりました。

中国におけるインターネット普及率は45.8%にのぼり、中国インターネット情報センターによると2013年のインターネットユーザーは6億1,800万人で、そのうちの5億人がモバイル機器からウェブサイトにアクセスしています。また、インターネットユーザーの90%がソーシャルメディアのアカウントを持っていると報告されています。

また、若い世代を中心に、最近の中国人旅行者は徐々に自信を増しています。個人旅行を好むと回答した中国人旅行者は3人に2人となり2013年よりも5%上昇し、60%以上のホテル従業員が個人旅行者数はこの2年間で増加していると回答しました。この結果から、中国人の海外旅行のスタイルは、かつて好まれていた団体旅行から個人旅行に移行していることが明らかになっています。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Hotels.com]
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