有給休暇と休暇中の仕事に関する国際比較調査 

2014年09月04日
トリップアドバイザーは、日本、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン、イギリスの計10カ国を対象に、有給休暇と休暇中の仕事に関する国際比較調査を実施。

【調査結果】

●日本の有給休暇取得日数はワースト1。休暇を取りにくい雰囲気が蔓延

国際社会から「日本人は働きすぎ」と指摘されることがあるように、日本の有職者の平均有給休暇日数は、対象10カ国中ワースト2の年間19日でアメリカ(18日)に次いで少なく、取得予定の有給休暇日数に至っては、ワースト1の11日であることがわかりました。昨年は有給休暇を充分に取得できなかったと回答した日本人有職者にその理由を聞いたところ、「仕事が忙しかった(61.4%)」に次いで多いかったのは、「休める雰囲気ではなかった(32.5%)」、「同僚に気をつかった(21.0%)」、「なんとなく休まないうちに年を越してしまった(15.0%)」の順でした。仕事が忙しいのはもとより、休暇を取りにくい雰囲気がまだまだ日本には蔓延しているようです。

●少ない休暇だからこそ?休暇中は仕事から完全に切り離されたい日本人

その一方、日本人は「できれば休暇中は全く仕事のことは考えたくないし、仕事から完全に切り離されたい」と考えている人の割合が10カ国中最も多く(65.2%)、仕事のメールや電話など「どれも対応しない(休暇中は全く仕事しない)」と答えた人は31.9%と、ブラジル(35.9%)に次いで多い結果となりました。これは、アメリカ、オーストラリア、フランス、イタリア、ロシア、イギリスの6カ国で「休暇中はできれば仕事のことを考えたくないが、少しの対応なら問題ない」と回答した人の割合が5割を超えているのと対照的です。休みが少ない分、オンとオフをしっかり分け、休みの時は休みに集中しようとしている日本人の姿が浮かび上がったと言えます。休暇中に仕事をする理由としては、すべての国で「自分が対応しなければならない緊急の案件があるかもしれないから」という回答が最も多く、ビジネスパーソンとしての責任感は各国共通であることも分かりました。


【調査概要】
・調査方法 日本、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン、イギリスの計 10 カ国の「TripAdvisor®」ユーザーに対してインターネット調査を実施。そのうち、有職者(正社員、非正社員、自営業)の回答を集計。
・回答者数 日本 793 名、アメリカ 2,159 名、オーストラリア 1,157 名、ブラジル 842 名、フランス 971 名、ドイツ 589 名、イタリア 3,570 名、ロシア 637 名、スペイン 1,116 名、イギリス 4,313 名の合計16,147 名
・実施日時 2014 年 8 月 9 日~8 月 14 日

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[PRTIMES]
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