外食市場調査(2014年6月度) 

2014年07月29日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、東名阪の男女約9,000人を対象とする2014年6月度の「外食市場調査」を実施。

【調査結果】

■今月のポイント

外食市場規模は東名阪3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)▲61億円の3,184億円と微減。関西圏での▲64億円がほぼそのまま全体のマイナス分となった。市場規模は、基準人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で推計されるが、今月は外食実施率が3圏域とも前年比で微減する一方、外食単価が3圏域とも上昇。消費税増税後の3カ月を見ると、外食頻度は3カ月連続で前年比マイナスで、外食単価は3カ月連続の前年比でプラスとなっている(3圏域合計) 。値上げと頻度低下がせめぎ合った結果として、トータルの市場規模が前年比並みに落ち着いている様子だ。

■3圏域計(首都圏、関西圏、東海圏)

● 2014年6月の外食(※1)実施率は 75.4% (前月比 -1.4pt、前年比 -0.6pt)
● 2014年6月の外食頻度(※2)は 4.18回/月 (前月比 -0.15回、前年比 -0.07回)
● 2014年6月の外食単価は 2,408円 (前月比 -14円、前年比 +53円)
● 2014年6月の外食市場規模(※3)は 3,184億円 (前月比 -200億円、前年比 -61億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む。
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、4月からH24人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年比)は、3圏域・計:-1.6%、首都圏:-1.3%、関西圏:-2.0%、東海圏:-1.7%

■圏域別

● 外食実施率は、首都圏:75.4%(前年比 -0.1pt)、関西圏:75.7%(同 -1.4pt)、東海圏:74.8%(同 -1.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.48回/月(前年比 ±0.00回)、関西圏:3.92回/月(同 -0.17回)、東海圏:3.53回/月(同 -0.17回)
● 外食単価は、首都圏:2,438円(前年比 +43円)、関西圏:2,431円(同 +21円)、東海圏:2,217円(同 +156円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,958億円(前年比 +5億円)、関西圏:851億円(同 -64億円)、東海圏:375億円(同 -3億円)

■性年代別(3圏域計)

● 性年代別の外食実施率は、60代/男女 (ともに前年比増減 +1.1pt) で前年比プラス幅が最も大きかった。一方、前年比でマイナス幅が大きいのは、40代/男女 (ともに前年比増減 -2.2pt) であった。
● 性年代別の外食単価は、40代/女性 (外食単価 2,362円、前年比増減 +244円) で前年比プラス幅が最も大きかった。一方、前年比でマイナス幅が大きいのは、50代/男性(外食単価 2,862円、前年比増減 -83円)であった。


【調査概要】
・調査目的:首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、主要タウン別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
・調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県)、関西圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
・調査方法:インターネットによる調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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