「インターンシップ」についての調査(全国のビジネスパーソン対象) 

2014年08月25日
アイ・キューが運営する人事ポータルサイト『日本の人事部』は、全国のビジネスパーソン(経営者、管理職、人事担当者 ほか)へ「インターンシップ」についてWEBアンケートを実施し、結果をまとめました。
(調査期間:2014年8月4日~8月17日、回答社数:230社)

2016年度新卒採用では、企業の広報活動開始が従来よりも3カ月後ろ倒しされるため、「インターンシップ」に注目が集まっています。
今年、大学3年生(大学院1年生)を対象としたインターンシップの実施状況に加え、「インターンシップの目的」「インターンシップの選考基準」「インターンシップ後の学生へのアプローチ方法」について聞いてみました。

【調査結果】

■今年、大学3年生(大学院1年生)を対象にインターンシップを行いますか?
 54.8%が「行う」 行わない理由は、「マンパワー不足」「現場は学生をケアする余裕がない」など

■今年のインターンシップの目的は?
 最多回答は、「会社の認知度を上げるため」40.5%

企業はインターンシップを、学生と出会う良い機会として捉えているようです。認知度が高い大企業・有名企業以外では、「まずは学生に社名を知ってもらいたい」という思いでインターンシップに取組んでいる企業が多くあります。
他にも、「インターンシップが重要な選考プロセスとなる」と採用活動を見据えたご意見もありました。

■インターンシップの選考で、最も重視するものは?
 「本人のやる気、意欲」を重視する回答が最多

インターンシップでは、出身大学を中心とした本人のスペックや属性に関することよりも、面接で実際に会い、本人の「やる気・意欲」を確認した上で結果を決める企業が多いことが分かります。ただし、研究開発者・エンジニアを求める企業では「大学における専攻分野」を重視しています。

■インターンシップで会った学生の中に優秀な方がいた場合の フォロー(働きかけ)で最も有効なものとは?
 6割を超える企業が「学生への直接的なアプローチ」と回答

労働人口の減少などに伴い、一部の業界では深刻な人手不足になっています。新卒採用でも人材の確保が難しくなりつつある中、インターンシップを通じて出会った優秀な学生に対して、直接的にアプローチするとの回答が上位を占めました。「交流会、イベントを開催する中、該当学生と相性の良い社員との人間関係を構築する」など、学生に対して戦略的にアプローチしていることがわかります。
その他に、「これまで意識してフォローを行っていなかったが、優秀な人材の確保が難しくなっているため、積極的に実施する必要があると認識が変わった」とのご意見もありました。


【調査概要】
調査対象:全国のビジネスパーソン(経営者、管理職、人事担当者 ほか)
調査期間:2014年8月4日~8月17日
調査方法:WEBアンケートによる回収
有効回答社数:のべ230社

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本の人事部]
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