化粧品受託製造市場に関する調査 2014 

2014年07月15日
矢野経済研究所は、国内における化粧品受託製造市場の調査を実施した。本調査における化粧品受託製造市場とは、化粧品ブランドメーカーや小売業者から委託され、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、その他化粧品を製造する市場を指し、化粧品受託製造事業者の売上高ベースで市場規模を算出した。

【調査結果サマリー】

◆2013年度の化粧品受託製造市場規模は、前年度比105.3%の2,196億円
2013年度の国内化粧品受託製造の市場規模は前年度比105.3%の2,196億円(事業者売上高ベース)となった。化粧品受託製造市場が順調に拡大している要因としては、2005年の改正薬事法施行により化粧品製造のアウトソーシングの要件が大幅に緩和されたこと、製品群の増加や製販分離の動きに伴う化粧品ブランドメーカーの外部委託化の進行、化粧品市場への異業種参入企業の増加の3 つが挙げられる。

◆受託製造事業者は、製造から販売政策に至るまでのトータルパートナーへ進化
化粧品受託製造事業者は、製造設備を持たない異業種からの新規参入企業に対しては、製造の受け皿かつマーケティング戦略の提案主体へと変貌し、企画立案から広告・販促などの業務までワンストップでサービスを提供しており、存在感は益々高まっていると考える。トータルパートナーへの進化により市場は拡大し、2014年度の化粧品受託製造市場規模は前年度比102.5%の2,250億円(事業者売上高ベース)になると予測する。


【調査概要】
調査期間:2014年4月~6月
調査対象:化粧品受託製造事業者、化粧品ブランドメーカー等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、郵送アンケート調査ならびに文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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