ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(ヘイズ・ジャパン)は、日本国内の若者1,000人を対象とした「Y世代の仕事に対する意識調査」の結果から、採用企業側が知っておくべき「若者を魅了する会社の要素」に注目し、Y世代を惹きつける要素が「給与」である一方、雇用の維持には「安定性」と「達成感」が重要であると提言しました。

【調査結果より】

賃金と福利厚生で重視する点: 仕事探しの際に最も重視する賃金・福利厚生関連の要素として、回答者の74%が「基本給」を挙げました。次いで「ボーナス」(61%)、「有給休暇の日数」(56%)、「フレックスタイム勤務の有無」(34%)、「在宅勤務制度の有無)」(18%)と続きました。

就職先(転職先)の選択にあたって重視される5大要素:就職先(転職先)を決める際に重視する点については、「人間関係が良好で楽しい職場環境」(52%)、「賃金や福利厚生などの待遇」(39%)、「会社の知名度」(34%)、「柔軟な勤務形態」(30%)、「教育や能力開発プログラムの充実」(20%)がトップ5に挙げられました。

キャリア成功の指標:回答者の49%が「仕事での満足感・仕事を楽しめる事」、同じく49%が「雇用安定の獲得」がキャリア成功の指標になると答えました。次いで、「経済的豊かさ・高い給与」(41%)、「仕事とプライベートのバランスを達成すること」(39%)、「豊富な経験を積むこと」(35%)、「社会的評価を得ること」(21%)と続きました。

仕事における満足感:日本のY世代が仕事から満足感を得るために重要な要素として最も多く挙げられたのは「報酬」(52%)。それ以外では、知名度の高い会社・評判の良い会社に働くことによって得られる自尊心・自己満足のようなものに関わる項目が挙げられました。具体的には「達成感」(47%)、「高く評価されている実感」(40%)、「何かに貢献したという実感」(31%)などの要素です。

社会奉仕活動:日本社会の根底には社会貢献への高い意識が脈々と流れています。今回の調査でも、回答者の30%が「人の役に立ったと感じることは仕事の満足感を得るうえで大切な要素」だと答えました。これは、パナソニックの創業者である松下幸之助氏が企業理念として掲げた「7つの精神」の影響とも考えられます。


【調査対象】
日本国内のY世代(1983~95年生まれ、調査実施時18~30歳)、計1,000人から回答を得ました。回答者の約半数が3年以上の就業経験があり、約4分の1がフルタイムで仕事をしています。回答者の業界は多岐に渡り、最も多かったのは製造業でした。
注:調査対象となった年齢層は、日本では「ゆとり世代」「ポスト・ロスジェネ世代」などと呼ばれる年齢層に概ね相当します。今回ヘイズがイギリス・中国・日本・アメリカ・オーストラリア・ドイツをはじめとする世界13ヵ国で行った調査では、各国調査の整合性を持たせるために、欧米で一般的に定義されている「Y世代=1983~95年生まれ」を対象としました。

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[ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント]
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