現役大学生・大学院生、将来なりたい人物像についての調査 

2014年06月25日
トモノカイは現役大学生・大学院生を対象に、将来なりたい人物像についてのアンケート調査を、弊社独自媒体である情報ポータルサイト教員ステーションおよびメールマガジンt-newsで行なった。

【調査結果】

<現役学生が思いえがく「将来なりたい人物像」、もっとも多かったのは「他人の意見が聞ける人」。「勉強ができる人」の小中学生、「心のやさしい人」の保護者とのあいだに差異>

現役大学生・大学院生418名に対して、将来自分がなりたい人物像について9つの類型を示して尋ねたところ、「とてもあてはまる」と回答された割合がもっとも高かったのは「他人の意見が聞ける人」で75.2%という結果がえられた。「勉強ができる人」や「正直な人」などの項目はそれぞれ41.8%、42.0%と比較的低い割合にとどまった。

この結果を、先日公表された、小中学生と保護者を対象に上記と同じ質問内容を用いておこなった調査(*1)の結果と照らし合わせてみた。すると、小中学生が考える「なりたい人物像」において「とてもあてはまる」の割合がもっとも高かったのは「勉強ができる人」で、保護者の考える「育てたい子ども像」において「とてもあてはまる」の割合がもっとも高かったのは「心のやさしい人」となり、小中学生・大学生・保護者のあいだで、将来なりたい人物像、理想の人物像に相違があるということがわかりました。
回答者に自らの回答理由を尋ねたところ、「生きていくうえでは、周りの人と協調して生きる必要がある」「礼儀正しさと人に迷惑をかけないことが人間として大切」「自分の意見を正直に表明しすぎて損をしている気がする。世の中は本音を隠したほうがうまくいくし、正直者が馬鹿を見ると思う」といったコメントが寄せられ、大学生らが、生きていくうえでは勉強だけではなく、他者と協調し折り合いをつけていくことが重要だと考える傾向にあることが示唆された。

(*1)「『学力』より『優しさ』が大事…保護者意識調査」(読売新聞、2014年5月9日)

【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象:教員ステーションおよびt-newsのユーザーである大学生・大学院生
有効回答数:418人
調査日時:2014年5月19日~5月31日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トモノカイ]
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