「仕事の悩み」についてのアンケート調査 

2014年06月27日
エン・ジャパンが運営する、人材派遣会社集合サイト「[en]派遣のお仕事情報」上でサイト利用者3,499名を対象に「仕事の悩み」についてアンケート調査を行いました。

【調査結果概要】

派遣法改正案が秋の臨時国会に提出を予定され、派遣社員の方を取り巻く環境は今後も変化が予想されます。派遣での仕事探しをしている方が悩んでいることの第1位は「やりたい仕事が見つからない」(40%)こと。希望条件と自分の能力・スキルが完璧に合致する仕事となると、選択肢は極めて限定的になるようです。

就業中の方が仕事をしている中で悩むことの第1位は「給与が低い」(48%)、第2位は「将来への不安」(42%)という結果に。特に「派遣」「契約」などの有期雇用で働いている方からは、待遇面での悩みが大きいという意見が寄せられました。

仕事の悩みの相談相手は、「友人」(54%)が第1位、「家族」(51%)が第2位でした。意外にも「同僚」(15%)、「上司」(5%)など身近な職場の人には悩みを相談していないようです。

【調査結果詳細】

1:仕事探しにおける悩み 第1位は「やりたい仕事が見つからない」。

求職中の方に「仕事探しにおいて悩むのはどのような時ですか?」と質問したところ、「やりたい仕事が見つからない」(40%)が第1位となりました。具体的には「求められるスキルが上がっている」「希望条件(勤務日数・時間・勤務地)が合わない」というコメントが多数寄せられています。また「子供がいると条件が限定される」「(自分以外に)子供を見てくれる人がいないが、融通の利く職場がなかなか見つからない」などの意見も多く、家庭と仕事を両立出来る仕事探しの難しさが垣間見えます。政府の新成長戦略では配偶者控除の見直しなど、女性の労働力確保を打ち出していますが、実現に向けて、まだまだ課題が山積しているようです。

そこで、現在就業している方に「やりたい仕事が見つからない」時に、どう解決したかを伺いました。「やりたい仕事を別の角度から考えた」「勤務地の条件を広げた」「何を優先し、何が妥協できるか考えた」など、希望条件の範囲を広げたという意見が多くありました。また「複数の派遣会社に登録」「とにかく多くの求人を見る」「根気よく探す」など選択肢を広げる努力も有効なようです。

2:仕事をしている中での悩み 第1位は「給与が低い」、第2位「将来への不安」

就業している方に「仕事をしている中で悩むのはどのようなことですか?」と質問したところ、第1位は「給与が低い」(48%)という結果に。具体的には「給与が少ないため、実家から通うしかなく、そのため通勤時間がかなり長くなってしまう」「年齢的に体力的に高時給の何でもこなす仕事は難しくなってきて、必然的に時給が低い仕事ばかりが多くなってくる」「評価が待遇に反映されない」「勤務時間が長いわりにはお給料が見合っていない」などの意見が寄せられました。

第2位は「将来への不安」(42%)。具体的には「派遣という立場は安定や保証がない」「契約なので更新についての安否が心配」という雇用形態への不安や、「残業が多いので何とか生活出来ているが、残業が全くなかったことを考えると生活できない」など制度や状況が変わった時を不安視する声が上がりました。

3:仕事の悩みは「友人」や「家族」に相談する方が過半数。

「仕事の悩みは誰に相談しますか?」という質問に対して、第1位は「友人」(54%)、第2位は「家族」(51%)という回答を得ました。自分のことをよく知っている身近な存在に相談する傾向がうかがえます。同じ職場の人には意外と悩みを相談しておらず、「同僚」は15%、「上司」は5%でした。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「[en]派遣のお仕事情報」利用者 3,499名
調査期間: 2014年4月24日~ 2014年5月28日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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