産業用モータ市場に関する調査 2014 

2014年06月20日
矢野経済研究所は、産業用モータ市場に関する調査を実施した。
本調査における産業用モータとは、サーボモータ、高効率インダクションモータ、PM(Permanent Magnet)モータを対象とした。本調査における産業用モータ市場規模は、日本企業とそのグループ企業の国内および海外生産分を対象とし、海外企業とそのグループ企業の生産分は含まない。

【調査結果サマリー】

◆2013年のサーボモータ市場は前年比103.9%の408万2,870台、2015年まで順調に拡大と予測
2013年のサーボモータ市場は、液晶パネル製造装置や工作機械・金属加工向けなどのモータが前年を上回る伸びを示し、前年比103.9%の408万2,870台(メーカー出荷数量ベース)となった。2014年、2015年の同市場も出荷数量は前年を上回ると予測する。

◆高効率インダクションモータはトップランナー制度の規制開始を受けて2015年には2013年比で4倍以上の出荷台数を予測
高効率インダクションモータは、2015年4月からのトップランナー制度規制の開始を受け、従来の三相標準インダクションモータからトップランナー制度に適合したモータに切り替わる事となる。2013年の高効率インダクションモータ市場規模は3万3,440台であったが、2015年には14万9,700台(いずれもメーカー出荷数量ベース)になると予測する。

◆2013年のPMモータ市場は前年比123.2%の19万220台、2015年まで順調に拡大と予測
小型・軽量で機器の組込み用途などで優位性を持つPMモータは、2013年の出荷台数が前年比123.2%の19万220台(メーカー出荷数量ベース)となった。今後もトップランナー制度の規制を追い風に、2014年、2015年の同市場は前年を上回ると予測する。


【調査概要】
調査期間:2014年1月~5月
調査対象:日系産業用モータメーカー
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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