ロバート・ウォルターズ アジア雇用調査 2013年第4四半期 

2014年03月06日
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、『ロバート・ウォルターズ アジア雇用調査2013年第4四半期』を発表。本調査は、日本・香港・シンガポール・マレーシア・中国・韓 国を含むアジア6カ国における大手求人情報サイトおよび全国紙に掲載された専門職の求人広告数を四半期に一度、調査・分析しています。

本調査の対象であるアジア諸国の2013年第4四半期(10-12月)の求人広告数は前年同期比で26.4%増加しました。中国の求人広告数は30.2%増 えており、とりわけ、専門知識・経験を持つスペシャリスト人材が求められる傾向にあります。各国のインフラ設備・建築投資に伴う製造・エンジニア職の需要が、日本(2.8%)・中国(0.9%)・マレーシア(4.1%)において堅調でした。
アジア諸国の求人広告数は2013年第3四半期(7-9月)と比較しても増加していることから、2014年も雇用市場は引き続き堅調に伸びるとみています。

『ロバート・ウォルターズ アジア雇用調査2013年第4四半期』のポイント

・中国求人市場が好調
中 国の2013年第4四半期の求人広告数は、前年同期比30.2%増とアジア諸国の中で最大の伸び率でした。アジア6カ国の求人広告数の約8割を占める中国 では、製造業職からサービス業職へ需要が変化しており、小売、宣伝・マーケティング、メディア編集者の求人広告数の増加が目立ちました。また、中国にIT や人事・労務業務などをアウトソーシングする海外企業も増えており、それらの職種における現地採用の需要が伸びました。

・アジア諸国でコンサルティング・アナリスト業務の需要増
経費削減のため、企業がコンサルティ ング・アナリスト業務をアウトソーシングする傾向にあり、香港におけるこれらの職種は同年第3四半期と比較すると約80%伸びています。その他の国におい ても、韓国70%・シンガポール32%・マレーシア23%とアジア諸国全体で需要が伸びています。

・エンジニア職の需要が伸び、日本の求人広告数は7.6%増
2013年第4四半 期の日本の求人広告数は887, 319件で、前年同期と比べ7.6%増加しました。好調な自動車や関連部品業界におけるエンジニア職の求人広告数が同年第3四半期と比べ2.8%増えまし た。企業の採用活動が活発化しているため、人事関連職は第3四半期比で16%伸び、2014年も雇用市場は堅調に推移するとみています。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ロバート・ウォルターズ・ジャパン]
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