「上司と部下の関係性」に関する意識調査(20~39歳の女性会社員) 

2014年06月17日
トレンダーズが運営する女性ソーシャル研究所「SOCIAL GIRLS LAB.」は、20~39歳の女性会社員309名に対して、「上司と部下の関係性」に関する意識調査を実施。

【調査結果】

◆ 「お言葉を返すようですが」 発言経験のある女性は1割

まず、「仕事で上司と考えが食い違った際に、意見をすることはありますか?」と聞いたところ、「よく意見をする」「たまに意見をする」を合わせ、57%が「意見をする」と回答。約6割が上司に対して“黙ってない  ”女性部下であることがわかりました。
具体的にどのようなことに“黙ってない”かを聞くと、最も多かったのは、「曖昧な指示」で45%。以下、「無駄な仕事」(32%)、「責任逃れ・失敗の押しつけ」(29%)、「不適切な評価・査定」(20%)、「不正・隠ぺい」(19%)と続きました。
ちなみに、実際の仕事において、ドラマの主人公の花咲舞の決めゼリフ「お言葉を返すようですが」を「言ったことがある」という人は、8%にとどまる結果に。高圧的な印象があるのか、多くの女性は別の言い方でお言葉を返しているようです。

◆  8割が「上司に対して言えないことアリ」 男性上司の方が意見を言いやすい

一方、「上司に対して言いたくても言えないことはありますか?」と聞くと、78%が「ある」と回答。具体的に言えないこととしては、「仕事をせずFacebookばかりやっていること。(30代・奈良県)」、「給料のこと。(30代・福島県)」、「用事があるので有休をとりたい。(20代・愛知県)」などの回答があがりました。“黙ってない”女性部下でも、上司の仕事の取り組み方や給与面など、内容によって「言いたくても言えないこと」を抱えているようです。
ちなみに、「女性の上司と男性の上司、どちらが自分の意見を言いやすいですか?」という質問には、「男性上司」が35%で、「女性上司」(17%)を上回りました。

◆  上司とソーシャルメディアでつながっている人は25%。最多は「LINE」。
 「レスの早さ」「既読で安心」「気軽に意見」などのメリット


最後に、ソーシャルメディアを活用した上司とのコミュニケーションに関して調べました。「会社の直属の上司とソーシャルメディアでつながっていますか?」と聞いたところ、75%が「つながっていない」と回答。つながっているという人の中で、最も多かったのは「LINE」で21%でした。

<ソーシャルメディアで上司とつながることのメリット>
「LINEで既読が出ると、読んでもらえたと安心できる。(30代・兵庫県)」
「仲良くなることで仕事でも連携がスムーズになる。(20代・愛知県)」
「話題作りには便利。(30代・愛知県)」
「プライベートを知ることで相互理解が深まる。(30代・新潟県)」
「口頭では言いにくいことも伝えられる。(20代・兵庫県)」

<ソーシャルメディアで上司とつながることのデメリット>
「有休を取って遊びに行きにくい。(30代・愛知県)」
「投稿内容に無難なことしか書けなくなる。(30代・神奈川県)」
「オンオフの境目が無くなりそう。(30代・大阪府)」

普及の進むソーシャルメディアですが、こと上司とのコミュニケーションにおいては、まだまだ利用している女性は少数派であるという実態が浮き彫りとなりました。一方で、上司とのコミュニケーションに上手くソーシャルメディアを活用している女性も少なからず存在し、話題作りや相互理解促進のためのツールとして役立てているほか、「口頭では伝えにくいことをソーシャルメディアを通して伝える」という活用法を見出している女性もいるようです。


【調査概要】
調査対象:20~39歳の女性会社員 309名 (非管理職の方)
調査期間:2014 年6 月13日(金)~2014 年6月17 日(火)
調査方法:インターネット調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[SOCIAL GIRLS LAB.]
 マイページ TOP