小型モータ世界市場に関する調査果 2014 

2014年06月09日
矢野経済研究所は、次の調査要綱にて小型モータ世界市場に関する調査を実施。
本調査における小型モータとは、ブラシ付きDCモータ(コアード)、ブラシ付きDCモータ(コアレス)、振動モータ、ブラシレスDCモータ、PM型ステッピングモータ、HB型ステッピングモータ、DC軸流ファンモータ、ACインダクションモータを対象とし、メーカー出荷数量ベースで市場規模を算出した。但し、ブラシ付きDCモータ(コアード)やブラシ付きDCモータ(コアレス)で振動発生用途に使われるモータはすべて振動モータに分類した。また、車載向け小型モータは対象外としたが、カーAV関連機器用小型モータのみ含む。

【調査結果サマリー】

◆車載向けモータを除いた小型モータの2013年世界市場規模は、前年比100.4%の80億9,482万2,000個
車載向けモータを除いた小型モータ世界市場は、2012年、ブラシ付きDC モータ(コアレス)、振動モータを除く各種モータが前年に届かない出荷数量となり、市場は前年比96.8%で推移した。2013年の同市場は、HB型ステッピングモータ、ACインダクションモータが復調し、前年比100.4%の80億9,482万2,000個(メーカー出荷数量ベース)とほぼ横ばいでの推移となった。背景としては、デジタルカメラ、パソコン(デスクトップPCやノートPC)といった小型モータにとって、出荷数量が多く、従来ボリュームゾーンとなっていたアプリケーション市場の縮小が挙げられる。

◆2015年の小型モータ世界市場規模を前年比101.6%の83億6,541万7,000個と予測
今後も、市場はデジタルカメラやPC関連需要などのアプリケーション市況の変化による影響が色濃く、モータ種類によっては2015年まで減少トレンドが続くと予測する。一方、ブラシ付きDCモータ(コアレス)や振動モータ、HB型ステッピングモータ、ACインダクションモータは堅調に推移し、2014~2015年の車載向けモータを除いた小型モータ世界市場(メーカー出荷数量べース)は前年比101%台で推移すると予測する。


【調査概要】
調査期間:2014年1月~5月
調査対象:日系および海外の小型モータメーカー
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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