2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況 

2014年06月11日
マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を発表。なお、2015年卒学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が6回目の発表。

【調査TOPICS】

これまでの選考の結果を受け、5月の全体の活動量は前月より低くなり、就職活動の第一の山場を超えたようだ。未内定者に就職活動の終了予定時期を聞いたところ、前年同月比9.3pt増の18.9%が「卒業後」としており卒業後も活動することを視野に入れている学生が増えていることが分かった。これは採用環境の好転を受け、じっくり企業と向き合おうという意識が高まったことが一つの原因として考えられる。また、理系学生で、学校推薦及び教授推薦で応募した企業に入社予定の学生は、学部生6.0%(学校推薦:3.6%+教授推薦:2.4%)、大学院生20.9%(学校推薦:18.4%+教授推薦:2.5%)であった。推薦状の提出ピークは4月であったが、推薦の種類によって提出のタイミングや動き出しがはっきりと異なる結果となった。

【調査結果の概要】

■ 企業との接触が続く一方で、「内々定を決めて就職活動を終了した」学生は全体の約3割

5月の活動状況は前月より活動割合が下がり、すべての項目(企業研究をした:38.2%、企業にエントリーシートが通過した:25.1%、1次面接を受けた:30.4%など)で4割を切る結果となった。一方、「内々定を決めて就職活動を終了した」割合は前年同月比2.1pt増の28.7%となった。4月までの早い活動の結果を受けて、既に最終的な意思決定をした学生が増加したと考えられる。しかし活動全体が収束したわけではなく、3割程度の学生は、企業へのエントリー、個別セミナーへの予約や参加、面接の受験(1次面接、最終面接)を行っており、企業との接触は続いているようだ。

■ 内々定保有者のうち入社予定先を決めた学生は文系76.6%、理系86.1%。理系学生の約4割は内定後3日以内に入社を決断


内々定保有者を対象に入社予定先を決めているか聞いてみると、理系学生は文系学生(76.6%)よりも9.5pt高い86.1%が「はい」と回答した。入社予定先を決めるまでの期間については、理系学生では「内々定を受けたその場で即決」する割合が37.0%で、さらに3日以内に半数以上が入社意思を決めている。また、企業から入社意思を決めるために時間をもらう場合は、文理ともに「1週間以上2週間未満」がトップで、文系15.5%、理系15.8%となった。

■ 理系学生の活動は収束へ向かう。推薦状の発行・提出は4月がピーク

理系学生の活動状況は5項目すべてで前月より減少し、5月に入り活動が収束に向かっていることが分かる。特に、「就職に関して教授と相談した」が同年前月比14.8pt減の18.6%となった。「就職のための推薦状を求められた」、「就職のための推薦状が出た」は、4月に20%台まで上昇したが、5月には7%台まで減少した。推薦状提出時期も4月に固まっており、教授と相談して推薦状を発行・提出する時期は4月がピークだった。企業への応募方法については、「自由応募のみ」が一番多く63.0%(前年同月比2.9pt増)、次いで「自由応募と学校推薦・教授推薦の併願」が17.8%(前年同月比4.0pt減)だった。


【調査概要】
調査内容/就職活動状況の定点調査
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2014年5月27日~2014年6月1日まで
調査対象/2015年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター4,209名 有効回答率28.9%
回答数1,215名(文系男子244名、理系男子393名、文系女子259名、理系女子319名)

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