「授業参観」について調査 

2014年05月15日
ベネッセコーポレーションが運営するBenesse 教育情報サイトは、「授業参観」について調査を実施。授業参観に焦点を当てて、その実際や保護者の考えなどを伺ってみました。

【調査結果】

実施はほぼ通年だが 年度初めがピーク

まず、学校で授業参観があるか伺ったところ、高校が63.4%と比較的低いのに対し、小学校・中学校ではどちらも9割以上と、ほとんどの学校で実施されているようです。実施時期については、長期の休みがある8月、12月、1月、3月には少ないものの、その他の月にはある程度実施されているという結果で、1年を通してほぼまんべんなく行われているようです。ただ、年度初めの4~6月に特に多いことが特徴的で、これは新学期を迎えて、学校での子どもの様子が気になる親心を考慮してのことかもしれません。

実施日時は保護者に合わせて 仕事・家事に配慮

では、保護者はどの程度授業参観に出席しているのでしょうか。伺ったところ、高校では40.0%、中学校では73.7%なのに対して、小学校では93.8%とほとんどの保護者が出席しているようです。子どもが学校に行っている間も、保護者は仕事や家事などに忙しいものですが、なんとか都合をつけているのでしょうか。

実際、「仕事をしていますか?」という質問に対しては半数以上のかたが何らかの仕事をしていると回答しており、授業参観へ出席するためには休みの調整などが不可欠と思われます。しかし、「仕事をしている」と回答したかたに出勤の調整をしたか伺ったところ、64.8%が「していない」と回答。土曜日の開催によって調整せずにすむケースもありますし、お仕事の内容や状況によって事情はさまざまなようです。

次に授業参観が行われる日時について伺いました。曜日については、土曜日の実施が最も多く、月曜・日曜はほとんど実施されていない、という結果になりました。火曜日から金曜日にかけての平日もある程度実施されているようですが、時間帯で見ると、5時間目の実施が多いことが特徴的です。 これら日時の設定については、8割以上の保護者が肯定的な受け止め方をしており、授業参観は保護者の都合に、なるべく合わせて決められている傾向がうかがえます。特に、5時間目の実施については「お昼からなので、午前中に用事を済ませてから行くことができた」「午後半休を取得すれば行ける」といった声が多く聞かれ、都合がつけやすい、とおおむね好評のようです。

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【調査概要】
調査期間:2013/10/16~2013/10/22 回答者数:2481名
調査対象:本サイトメンバー 小学生~高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた

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[ベネッセコーポレーション]
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