BWRITEは、今年の夏のバーゲンに向けて、バーゲンと今夏注目のトレンドや、ファッションブランドのメルマガ、SNSについての意識調査を実施した。対象者は、マーケティング特化型クラウドソーシング「Skets(スケッツ)」会員の20~30代の女性196名。実施時期は、今年5月。

【調査結果】

■今年の夏のバーゲンに行く 70.4%  8割以上が「デパート」を予定

回答者の約7割が、今年の夏のバーゲンセールに行くと回答。多くの女性が、今年夏のバーゲンでの買い物を予定している。
今年夏のバーゲンに行くと回答した人のうち、圧倒的多数の83.3%が「デパート」で開催されるバーゲンに行く予定と回答。

開催時期などのバーゲン情報の入手経路については、ブランドやショップの公式情報から入手するとの回答が多数を占めた。上位3つは、「DMハガキ」(60.9%)、「公式サイト」(59.4%)、「メールマガジン」(42.0%)。まだまだメールマガジンでの情報チェックは主要のようだ。

バーゲンに行く予定者に、合計予算を聞いたところ、最も回答が集まったのは「2万円~3万円未満」 (23.2%)。次いで「1万円~2万円未満」(20.3%)、 「3万円~4万円未満」(17.4%)となり、約6割が1万円代~3万円代でのショッピングを予定している。中には、5万円以上(18.8%)も。

■6割が「ワンピース」を購入予定 注目は「白アイテム」と「ニューバランスのスニーカー」

購入したいアイテムとして、約6割が「ワンピース」と回答。圧倒的支持を集めた。
購入したいものを自由回答で具体的に聞いたところ、アイテムでは「ニューバランスのスニーカー」がTOPに。引続き、春夏のトレンドアイテムとして高い人気を集めている。その他には「花柄ワンピース」「デニムスカート」「透ける素材のトップス」「ナイキのスニーカー」など挙げられ、白アイテムの「スニーカー・シャツ・パンツ」も今年のトレンドと連動して購買意欲が湧いているようだ。

■ブランド別でも「ニューバランス」が人気

ブランド別では「ニューバランス」が1位。「ナイキ」とともに、今年夏のスニーカー人気を裏付ける結果となっている。
ファッションブランドでは「ZARA」がTOP。セレクトショップでは「ユナイテッドアローズ」「トゥモローランド」の人気が高い。上位には他にワールドの「アクアガール」「UNTITLED」、海外ブランド「フルラ」「ラルフローレン」などの名前が挙がった。

■今夏の注目トレンドは「マリンテイスト」 アイテムは「スニーカー」に注目

今夏の流行で注目しているものについては、回答がばらつく中で「ボーダー」(38.3%)、「ネイビー」(37.8%)といったマリンテイストの色柄への注目が目立った。次いで、「ギンガムチェック」(30.6%)、「花柄」(28.6%)、 「リネン素材」(26.0%)など。
アイテムでは、ブランド名からも挙げられているように「スニーカー」が最も多く、4人に1人(25.0%)が注目。「ホワイトパンツ」(24.5%)もほぼ同数から、そして春夏トレンドの「スリッポン」(19.9%)も注目されている。 

■普段のショッピングは「デパート」「ショッピングモール」が過半数以上 「オンラインショップ」での購入も40%以上

普段洋服を買う場所については、「デパート」(54.6%)「ショッピングモール」(54.1%)がほぼ同数で、それぞれ過半数を占めた。次いで「セレクトショップ」(44.4%)が多い。40.8%が、普段「オンラインショップ」で洋服を買うと回答。多くの女性にとって、ネットショッピングで服を買うことが当たり前になっていることが伺える。

■よく購入するブランド「ユニクロ」がTOP 多くがファストファッションを利用

よく購入するお気に入りのブランド・ショップを自由回答で聞いたところ、「ユニクロ」が1位。2位に「GAP」、4位に「ZARA」、8位「H&M」が入り、ファストファッションブランドでの購入者が多くみられた。
セレクトショップでは「トゥモローランド」「ユナイテッドアローズ」の人気が際立っている。ブランドの傾向は、年代にもより様々ですが、全体的にリーズナブルな価格帯のブランドが多く挙がった。

■「ショップやブランドのメルマガを取っている」8割超

ファッションブランド・ショップのメルマガについて自由回答でたずねたところ、「取っていない」と回答したのは31人(15.8%)のみ。8割以上が何らかのメルマガを取っていることがわかった。多くの女性が、メルマガを通して、日常的にブランド、ショップから発信される情報を摂取している。
最も多かったのは「ワールド」。「ユニクロ」「トゥモローランド」「GAP」などが続く。

■「ショップやブランドのSNSはフォローしていない」7割弱

7割弱の133人が、ファッションブランド・ショップの「SNSをフォローしていない」と回答。
SNSでフォローしているブランド・ショップでは「ケイトスペード」「ジルスチュアート」が上位になっており、普段よく買うブランドとは異なる傾向が見られた。

夏のバーゲン戦争が始まる季節。最近のファッション業界では、バーゲン前にプレセールを行うブランドもあるため、そこを狙っている人も多くいそうだが、今回の調査では約7割がバーゲンに行くと回答。
トレンドアイテムの傾向も見られる中、注目したいのは、情報の収集先だ。SNSの需要が増えているかと思いきや、「DMハガキ」「公式サイト」「メルマガ」で情報を取得している傾向が見られた。これはブランドにとっては、“はっ”とさせられる結果ではないだろうか。
年代にもよるが、ダイレクトに送られるものに関心を抱くケースはまだまだ多いようだ。もちろん、ブランドからの情報発信としてSNSは欠かせないツールだが、「DMハガキ」「公式サイト」「メルマガ」とアナログに近いものの、やはりひと手間かけなくてはならない顧客との接点ツールではないだろうか。


【調査概要】
調査実施期間:2014年5月14日(水)~2014年5月21日(水) ‹8日間›
調査対象・人数:「Skets」会員の20~30代女性 196名(有効回答)
調査方法:WEBアンケート方式(計12問)

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