夫婦の出産意識調査 2014 

2014年06月04日
タマホームは、「夫婦の出産意識調査2014」を実施。昨年6月に発表した「夫婦の出産意識調査」に続き、2回目の調査。

【調査結果】

理想の人数、最多は「2人」(47.0%)、次いで「3人」(26.8%)。

実際の出産予定とは別に、「持ちたい理想の人数」を尋ねました。
全体(以下、最大のN数は2961名)のうち、76.7%の方が「2人以上を理想としている」ことがわかりました

多くの既婚者が、“もうひとり”を希望する傾向も。

「現在子ども1人」がいる既婚者のうち65.2%が「2人以上を理想」とし、「現在子ども2人」のうち37.5%が「3人以上を理想」と回答しました。“もうひとり欲しい”と望む方が多くあることがわかりました。

今後第二子の出産を考えている方、そのタイミングは 「2年以内」

「実際に今後出産の意向・予定がある」という既婚者は、調査対象全体の53.8%(1593名)で、そのうち現在子どもを1人持つ人の86.4%が「今すぐ~2年後」という回答でした。

いまだ存在する「2人目の壁」。約7割が「存在する」と回答。

1 more Baby応援団では、昨年調査を通じて、「2人目の壁」の存在を明らかにしました。 「2人目の壁」とは、「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと」と定義しています。
今年も、この「2人目の壁」の考え方について説明したうえで、「2人目の壁は存在すると思うか」について質問したところ、「2人目の壁」について存在すると思う方は、全体の70.8%となりました。

「2人目の壁」、原因は「経済的な理由」が最多(88.5%)

「2人目の壁」を感じる理由を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で、9割近い88.5%となりました。それ以外には、「年齢的な理由」(46.6%)「第一子の子育てで手いっぱい」(42.7%)が続きます。
一方で、「2人目の壁」を解消するために有効だという回答項目も、「経済的なサポート」(86.2%)が最多でした。また、ママの就業別にみると、フルタイムママは、「経済的理由:84.8%」に続いて「休職・復職のしやすさ:73.9%」「ワークライフバランス:58.3%」となるのに対し、専業主婦ママの場合は「経済的理由:87.2%」に続いて「保育施設の充実:49.0%」「育児ストレスなどの対応するコミュニティ:48.8%」 となり、ママの就業状況によって、課題も違うようです。

「欲しいと思う理由」も、「出産のきっかけ」も、“子どものため(第一子のため)”が多数。
「子ども同士で遊べるようになる」(89.2%)、「子ども同士で成長する」(70.6%)。


先のとおり、「2人目」を躊躇する理由は「経済」や「年齢」「第一子の子育てで手一杯」などでしたが、 「2人目が欲しい」理由の多くは「子どものため」。また、実際に第二子以降を産んだ方の「きっかけ」 最多も、第一子の影響でした。お金よりも子どもへの想いが、壁を乗り越える原動力となるようです。

「2人以上の出産」について、満足している家庭は98.2%。
家庭の幸福感を自己評価、「子ども2人」 「子ども3人以上」で点数が高め。


ためらいはありつつも、第一子のためや家庭のために「欲しい」という声が多い「2人目以降の子ども」。
では、実際に第二子以上を持つ方は、いまの状態をどのように捉えているのでしょうか。第二子以上を持つ既婚者(n=1185)に「出産したことについて満足しているか」を尋ねた質問では、実に98.2%の方が「とても/やや 満足している」と回答。また、「家庭の幸福感」について100点満点で自己評価したところ、子どもが2人以上いる家庭でやや高い傾向が見られました。

「子育てがしやすい」と思える理由、第1位は「自然の遊び場が多いこと」。
現居住者が“子育てしやすい”と実感している都道府県、第1位は「富山県」。


現在お住まいの居住地を例に、子を持つ方が思う「子育てがしやすさ」をどこに感じるかを尋ねたところ、最も回答を集めたのは「公園など自然の遊び場」、続いて「ショッピング施設が近くにある」「住民が優しい」となりました。また、住民から「子育てしやすい」という意見が多かったのは「富山県」「福岡県」「鳥取県」の順でした。


【調査概要】
調査対象者:N=2961
調査期間:2014年5月24日(土)~26日(月)
調査方法:インターネット

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