The Analytics Mandate(データ&アナリティクス・プロジェクト) 

2014年05月21日
SAS Institute Inc.(SAS)と、MIT Sloan Management Reviewが2014年5月に発表した最新の共同調査によると、企業がデータやアナリティクスから競争優位性を導き出す要因として、最も重要なのはアナリティクスに対する企業文化であることが明らかになりました。

2,000名を超える経営幹部を対象としたグローバル調査ならびに30名を超えるシニア・マネージャーとの個人インタビューを基に作成された最新報告書「The Analytics Mandate」では、企業が競争優位性を維持するためには、引き続きアナリティクスを活用したイノベーションの創出が必要不可欠であることも判明しました。

事実に基づく意思決定においてトップダウンの指揮命令系統がある企業では、そうでない企業に比べて、アナリティクスの恩恵を極めて広範囲にわたって実感していることも示されました。例えば、ボストンに本社を置く大手銀行の為替部門では、経営幹部のリーダーシップのもと、現場で働くあらゆる階層のスタッフが、分析に基づいて業務の改善策を立案し、四半期ごとにその効果を評価することで、継続的な向上を図っています。経営幹部自らが「数多くの小さな成功」事例を用いて、エバンジェリストとして社員に説いていくことで、企業内にアナリティクス文化が浸透する大きな力となります。

4年目となる今年の調査では、アナリティクスはもはや価値創出につながる新しい道ではなく、一般化していることが浮き彫りになりました。有益な情報へのアクセス機会が増えていくなか、調査した大半の回答者は自社のデータを活用するためにアナリティクスへの投資を増やし始めています。

本調査では、企業がアナリティクスを活用して競争力を強化するために、自社の企業文化について次の5つの重要な項目に自答自問することを提言しています。

・これまでの慣行を覆すような新しいアイデアを組織は受け入れるか?
・組織はデータを中核資産と考えているか?
・経営幹部はこれまで以上にデータ駆動で分析的なアプローチを取るように組織を引っ張っているか?
・組織は戦略の策定に分析的な洞察を活用しているか?
・ビジネスのやり方を変えるアナリティクスを喜んで受け入れられるか?

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[SAS]
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