スポーツイヤー・2014年と紫外線対策に関する調査 

2014年05月15日
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、スポーツ時の紫外線対策の実態を探るために、アンケート調査を実施。調査対象は、定期的にスポーツを行っている人。本調査では、スポーツイヤー・2014年に対する意識や、これからの季節にスポーツをする際に行うつもりの紫外線対策などについて聞きました。その結果、2014年におけるスポーツ熱の盛り上がりの実態や、人々の紫外線対策への意識の高さが明らかになった一方で、眼の紫外線対策に対する啓蒙の必要性も浮き彫りになりました。

【調査結果】

◆ スポーツイベントで盛り上がる2014年! 高まるスポーツ熱の実態が明らかに

世界的なスポーツの祭典が次々と開催される2014年。テレビでも、様々な試合が放送されます。今回の調査対象である、定期的にスポーツをしている人に聞いたところ、「テレビ放送をすでに見た、あるいは、これから見るつもり」という人は83%と、8割以上を占めます。今年、開催されるスポーツイベントは、定期的にスポーツをしている人にとって、非常に楽しみなものであると言えるでしょう。世界的なスポーツの祭典が多数開催される2014年は、一大スポーツイヤーとなりそうです。

また、スポーツは見るばかりのものではありません。スポーツ観戦に触発されて、スポーツをしたくなるという人も少なくないでしょう。実際に、今回の調査において、「2014年、スポーツ熱がますます高まっている」という人は、62%と、過半数を占めます。また、この62%の人に、「ますますスポーツをしたくなりましたか?」とたずねたところ、85%もの人が「はい」と答えました。
スポーツイヤー、2014年。多くのスポーツイベントが開催されるというだけにとどまらず、実際にスポーツをしたいという人々の意識の高まりも見受けられました。

◆ 明らかになる意識の高さ! 定期的にスポーツをする人の95%が「強い日差し・紫外線への対策を実施」

スポーツ熱の高まりが明らかになった、2014年。本調査でも、「これから夏にかけて、スポーツをする予定がある」という人は88%にのぼります。しかし、日差しがますます強くなるこれからのシーズン、その影響には十分に注意をしなければなりません。近年、盛んに啓蒙活動が行われている熱中症をはじめ、紫外線の影響など、様々な対策が求められます。今回の調査対象、「定期的にスポーツを行っている人」においては、95%と、その大半が「スポーツをする際、強い日差しや紫外線への対策を行っている」と答えています。

そこで、「実際に行っている対策」を複数回答形式で答えてもらうと、「水分を多めに摂る」(75%)、「肌用の日焼け止めを塗る」(74%)、「帽子をかぶる」(67%)、など、様々な対策がとられている実態が明らかになりました。 また、大半の人が複数の対策をあわせて実施しているというのも特徴的です。
さらに、具体的に行っている対策内容を自由回答形式で聞きました。すると、「ブレンドしたオリジナルのスポーツドリンクを用意する。汗で落ちてしまうので、日焼け止めを30分ごとに塗る。(東京都・男性46歳)」、「日傘、スポーツサングラス、日焼け止め、スキンケア用品一式など、必要になりそうなものは全て携帯する。(埼玉県・女性39歳)」といった回答が寄せられました。スポーツをする人にとって、強い日差しや紫外線への対策を行うのは当然のことのようで、その意識の高さを垣間見ることができました。

◆ 74%が影響を気にする「紫外線の眼への影響」、今後求められる啓蒙活動

前段では、強い日差しや紫外線に対する意識の高さが明らかになりましたが、その中で気になったのが、「眼の紫外線対策」です。というのも、複数回答形式で聞いた「具体的に行っている対策」では、「スポーツサングラスを利用する」(31%)、「スポーツ用ではないサングラスを利用する」(19%)といった眼の紫外線対策の実施率は、他の対策に比べると低い結果でした。

しかし、その一方で、「これから夏にかけてスポーツをする際に気になること」について聞いた質問では、「紫外線の眼への影響」が気になるという人は74%で、同様に聞いた「熱中症」(75%)、「肌の日焼け」(72%)との間に大差はありません。それでは、眼の紫外線対策の実施率が低かったのはなぜでしょう。
その1つの要因と考えられるのが、メディアなどでとりあげられる機会の差です。「熱中症」については、「テレビなどのメディアで話題になっていると感じる」という人は79%にのぼります。同様に聞いたところ、「日焼け」についても45%が話題の盛り上がりを感じているとしたのに対して、「紫外線の眼への影響」は37%にとどまります。その影響を気にする人の割合に比べて、メディアでの「紫外線の眼への影響」に関する情報の露出量が少ないのではないかという懸念が浮かび上がります。

さらに、「眼の紫外線対策として、どんなことを行っていますか?」という質問を行ったところ、中には詳しい対策をあげる人もいる一方で、「紫外線が眼に悪いということをあまり知らなかった。(千葉県・女性25歳)」といったように、紫外線の眼への影響についてあまり知らないという人も散見されました。
眼への紫外線対策については、その必要性や対策方法について、今後より積極的に情報を発信する必要があると言えるでしょう。


【調査概要】
調査名:スポーツイヤー・2014年と紫外線対策に関する意識・実態調査
調査対象:事前調査で「定期的にスポーツを行っている」と答えた20代~40代の男女 500名
調査期間:2014年4月15日(火)~2014年4月18日(金)
調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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