衣料用洗剤に関するアンケート調査(自由回答分析) 

2014年05月13日
マイボイスコムは、提供している新しい「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」を用いて、自主調査で実施した「衣料用洗剤に関するアンケート調査(第4回)」の自由回答を分析しました。「洗濯の際に工夫していること」に関する、約3,000件の自由回答を分析した結果をご報告いたします。

【調査結果】

◆落ちにくい食事の汚れには、食器用洗剤

「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」では文章を最大で6つの言葉の組合せで分類することができます。

今回の約3,000件の自由回答をText-Voiceで解析したところ、最もよく見られる洗濯の工夫のパターンは、
「ひどい汚れには、部分用洗剤を塗って手洗いしたあとに洗濯機にかける」洗い方であることがわかりました。特に「ウタマロ石けん」が具体的な洗剤として上がりました。注目度が高いことが分かります。

続いて上位に挙がったのは「酸素系の漂白剤を使う」、「靴下は事前に予備洗いする」などです。食器用洗剤を使って汚れを落とすとの回答も見られ、食事でついた汚れに困って、対処しているシーンも浮かび上がりました。

◆洗濯の工夫の全体像は?

洗濯の工夫の全体像を見るために、関連深いものは近くに、関係の薄いものは遠くに配置されるよう、自由回答を視覚的なマップにしました。大きく分けて、下記の5つの工夫が見られます。

(1)部分用洗剤の利用やつけ置き洗い
(2)漂白剤などで、除菌や消臭をする
(3)頑固な汚れには部分用の洗剤や、食器用洗剤の使用、事前の手洗いなどで積極的に対処
(4)色柄物と白い物を分けて洗濯
(5)すすぎをしっかり行い、洗濯が終わればすぐに干すなど、汚れを落とした後の気遣い

以上のような5つの行動や意識が、洗濯についての工夫の大きな背景構造となっていることが分かりました。

また、この図からは、生活者の悩みや、まだまだ現状の洗濯に満足しておらず、工夫の余地があることを推察することもできます。生活者へのより一層の提案が求められていることがうかがえます。

◆今後成長しそうなのは、「ワイシャツ、シャツのえり、そで汚れに効く洗剤」

当社のテキストマイニングText-Voiceでは、市場の将来を占う独自の指標、「結束度」を開発しました。

「結束度」は発言の「主張の強さ」を測ることで、今後、世の中=市場でどのような「価値」が成長する可能性が高いのか、その兆しを検出する技術です。

今回その兆しを感じさせたのは「ワイシャツ、シャツのえり、そで汚れに効く洗剤」でした。

この主張の強さは他の主張の強さを上回っており、「ワイシャツ、シャツのえり、そで汚れに効く洗剤」を強く意識している生活者セグメントがあることがわかります。主張の強いこの考え方・意識のありようが、他者に浸透し、受け入れられ、共感を集めていく可能性があることを今回の分析結果から読み取ることができます。

今後はこのような考え方を意識しながら、生活者を理解し、アプローチしていく必要があると考えられます。

以上の他、性別、年齢といった生活者個々人の属性によっても、洗濯についての工夫が異なっていることが分析結果から明らかにすることができました。

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[PRTIMES]
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