「電子書籍」についての調査 

2014年05月02日
インターネットコムと NTTコム リサーチは、「電子書籍」について調査を実施(第11回調査)。
調査対象は全国10代~60代以上のインターネット ユーザー1,081人。男女比は男性53.7%、女性46.3%。年代比は10代1.3%、20代28.1%、30代21.3%、40代17.4%、50代18.5%、60代以上13.4%。

今回も最初に「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」と尋ねてみた。
「はい」は36.7%(前回37.6%)、「いいえ」は63.3%(同62.4%)。そして、この「いいえ」と答えた電子書籍の未経験者684人に読みたいかどうか質問したところ、「はい」は34.2%(同28.3%)、「いいえ」は65.8%(同71.7%)となった。以前から継続的に調査をしているが、電子書籍の利用者や電子書籍を読みたいと考える人が頭打ちになったままだ。

一向に普及しない原因を探るため、利用者および希望者に読む理由などを質問した。
まず、電子書籍を読んだことがある397人(全体の36.7%)に「なぜ電子書籍/雑誌を読むのでしょうか」と聞いたところ、「無料で入手可能な電子書籍/雑誌がある」(58.9%)、「持ち歩きに便利」(35.3%)、「読みたい電子書籍/雑誌がある」(34.3%)、「電子書籍/雑誌の値段が安い」(21.2%)という回答が上位に並んだ。2位に入った「持ち歩きに便利」以外は、いずれも電子書籍というコンテンツの入手性を評価する意見である。

次に、電子書籍の未経験者のうち読みたいと考えている234人(全体の21.6%)に「なぜ電子書籍/雑誌を読みたいのでしょうか」と聞いた。こちらは「持ち歩きに便利」(66.2%)が圧倒的に多く、コンテンツ入手性にかかわる選択肢は「無料で入手可能な電子書籍/雑誌がある」が28.6%、「電子書籍/雑誌の値段が安い」が15.4%、「読みたい電子書籍/雑誌がある」にいたっては8.5%にとどまった。一方「紙の書籍/雑誌にない便利な機能がある」は23.9%もあり、機能性に期待する人が多いと判明した。

同じ電子書籍というメディアについての質問であるにもかかわらず、経験者はコンテンツ入手性を評価し、未経験者は機能性に期待してた。

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[インターネットコム]
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