オプトは、大型連休中に宿泊旅行(帰省のみを除く)をする予定の男女1,000人を対象に、旅行に関連する消費行動について調査しました。

【調査トピックス】

1 旅行前の買い物

・大型連休旅行前の買い物は、海外旅行では「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」46%が最多、次いで「トップス(シャツ・Tシャツなど)」「ボトムス(スカート・ジーンズなど)」「サングラス」「メモリーカード」

・国内旅行では「トップス(シャツ・Tシャツなど)」19%、「菓子類」18%、「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」16%、「飲料」16%などの順

・旅行の準備に対する考え方・・・「準備はするが、必要になれば現地で買えばよい」「荷物は準備万端で、旅先でムダな買い物はしない」にタイプが分かれる

・「準備万端」派は女性に多い


2 旅行の準備・計画の成功・失敗経験

・「持って行ってよかった!」モノ・・「傘・雨具」「薬」「ビニール袋・ジップロック・ゴミ袋」

・「足りなくて困った!」モノ・・トップは「お金・現金」、次いで「下着」

・「お金をケチって失敗・後悔した!」モノ・・「ホテル・宿泊施設」がトップ

・「奮発してよかった!」モノ・・「食事・レストラン」「ホテル・宿泊施設」

 
3 旅行先行動のデジタル・IT化

・旅行先での写真撮影・・・「カメラと携帯・スマホ両方使う」が42%

・旅行・観光ガイドブック・・・「ガイドブックを使う」「ネット情報のみ」が半々

・アプリ利用(SNS以外)・・・3割弱が「ホテル・宿泊先情報・口コミのアプリ」「地図アプリ・ナビアプリ」を利用


4 旅行経験の共有(ソーシャライズ)

・27%が「Facebook」で共有、「twitter」19%、「LINE」17%

・20代では3人に2人がSNSで旅行経験を共有


5 旅行先での通信・モバイル環境に対する意識

・「日常の人間関係のつながりから解放されたい」一方で、「機器の充電切れが不安になる」


【調査の背景と目的】

旅行にかかわる消費には、宿泊費や交通費、旅先でのアクティビティーやお土産といった旅行自体にかかる消費行動以外に、旅行前の買い物をはじめ、旅行に付随する様々な消費行動がみられます。観光庁の統計によると、国内の旅行消費額(平成20年度、約24兆円)のうち、約18%(約4兆円)が旅行前後の支出、海外旅行の際の国内での消費額も約1.7兆円(平成20年度)にのぼるとされています。
この調査は、こうした「旅行関連消費」について、いくつかのトピックをとりあげてその実態を明らかにし、旅行関連マーケティングを展開する上での基礎資料とすることを目的として実施しました。

【調査結果概要】

1 旅行前の買い物
 ~大型連休旅行前の買い物は、海外旅行では「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」46%が最多、次いで「トップス(シャツ・Tシャツなど)」「ボトムス(スカート・ジーンズなど)」「サングラス」「メモリーカード」
~国内旅行では「トップス(シャツ・Tシャツなど)」19%、「菓子類」18%、「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」16%、「飲料」16%などの順
大型連休中に予定している旅行のために、新たに買ったもの、買う予定のものをあげてもらった。
海外旅行に行く予定の人では、「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」が46%にのぼり最も多い。次いで、「トップス(シャツ・Tシャツなど)」27%、「ボトムス(スカート・ジーンズなど)」25%、「サングラス」22%、「メモリーカード」22%、「アウター(ジャケット・ブルゾンなど)」21%、「電池・バッテリー」20%などが続く。
国内旅行予定の人では購入率は全体に下がるが、「トップス(シャツ・Tシャツなど)」19%、「菓子類」18%、「デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ」16%、「飲料」16%などの順となっている。

~旅行の準備に対する考え方・・・「準備はするが、必要になれば現地で買えばよい」「荷物は準備万端で、旅先でムダな買い物はしない」にタイプが分かれる
~「準備万端」派は女性に多い
旅行に持って行くものに関する考え方を聞いたところ、「準備はするが、必要になれば現地で買えばよいと思う」人が39%、「荷物は準備万端で、旅先でムダな買い物はしない」という人が35%で大きくこの2タイプに分かれる。このほか、「準備しているつもりだけど、ついつい忘れて現地で調達しがち」が16%、「必要なものは現地で買うことにして、荷物少なめで身軽に行きたい」が10%となっている。
 「荷物は準備万端で、旅先でムダな買い物はしない」は男性(32%)より女性(38%)に多くみられる。

2 旅行の準備・計画の成功・失敗経験
~「持って行ってよかった!」モノ・・「傘・雨具」「薬」「ビニール袋・ジップロック・ゴミ袋」
旅行に「持って行ってよかった!」経験があるものを1つあげてもらったところ、「傘・雨具」が17%で最も多い。以下、「薬」7%、「ビニール袋・ジップロック・ゴミ袋」5%、「ガイドブック」4%、「防寒着」3%の順である。
このほか中位以下のモノで、「充電器・バッテリー」「S字フック」「荷物用はかり」「着圧ソックス」なども目をひく。

~「足りなくて困った!」モノ・・トップは「お金・現金」、次いで「下着」
旅行で「足りなくて困った!」経験があるものとしては、「お金・現金」が25%で最も多い。2位は「下着」6%で、「ティッシュペーパー」「着替え(シャツなど)」「薬」各5%が同率3位となっている。

~「お金をケチって失敗・後悔した!」モノ・・「ホテル・宿泊施設」がトップ
「お金をケチって失敗・後悔した!」経験としては、「ホテル・宿泊施設」が23%で最も多い。2位は「食事・レストラン」19%、3位は「おみやげ」16%となっている。

~「奮発してよかった!」モノ・・「食事・レストラン」「ホテル・宿泊施設」
「奮発して(お金をかけて)よかった!」モノは、「食事・レストラン」27%と「ホテル・宿泊施設」23%に集中している。

3 旅行先行動のデジタル・IT化
~旅行先での写真撮影・・・「カメラと携帯・スマホ両方使う」が42%
旅行先での行動のデジタル・IT化の動向を調査した。
旅行先での写真撮影機器は、「カメラと、携帯電話・スマートフォン・タブレットの両方使う」が42%を占め最も多い。「携帯電話・スマートフォン・タブレット等のみ」が29%、「カメラ(デジタルカメラ、フィルムのカメラ)のみ」が24%である。

~旅行・観光ガイドブック・・・「ガイドブックを使う」「ネット情報のみ」が半々
旅行・観光ガイドブックの利用について、紙のものを「利用する」は51%、「インターネットの検索やアプリなどの情報のみ」が49%でほぼ半々の比率となっている。

~旅行前・旅行時のアプリ利用・・・3割弱が「ホテル・宿泊先情報・口コミのアプリ」「地図アプリ・ナビアプリ」を利用
旅行前、旅行中に使うアプリの利用率(SNSアプリを除く)は、「ホテル・宿泊先情報・口コミのアプリ」「地図アプリ・ナビアプリ」が各28%で最も多く、次いで「天気予報・天候情報アプリ」25%、「交通情報・フライト情報のアプリ」23%、「レストラン情報・口コミのアプリ」22%などとなっている。

4.旅行経験の共有(ソーシャライズ)
~27%が「Facebook」で共有、「twitter」19%、「LINE」17%
~20代では3人に2人がSNSで旅行経験を共有
旅行の様子や写真などをSNSで友人に公開するかどうかをたずねた。SNSで共有(ソーシャライズ)する人は合計42%。利用アプリ・サービスとしては「Facebook」27%、「twitter」19%、「LINE」17%の順である。
年代差が大きく、20代では男女とも3人に2人(65~66%)がSNSで共有(ソーシャライズ)すると回答している。

5.旅行先での通信・モバイル環境に対する意識
~「日常の人間関係のつながりから解放されたい」一方で、「機器の充電切れが不安になる」
旅行先での通信・モバイル環境に対する意識をたずねた。
『あてはまる(計)』(「とてもあてはまる」+「どちらかといえばあてはまる」)とする人の比率をみると、「旅先では、日常の人間関係のつながりから解放されたい」が55%にのぼる。その一方で、「旅先で、機器の充電切れが不安になる」人も53%と過半数である。
また、「海外での通信は、高額な通信料が請求されるのではないかと不安になる」という人が50%にのぼり、海外旅行時の大きな不安となっている。


【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:大型連休中に宿泊を伴う旅行(帰省のみを除く)を予定している、満20~69歳の男女個人
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:1,000人 (性・年代は均等に割付)
調査日時:2014年4月25日(金)~4月28日(月)

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