「転職後の年収」についての調査(転職コンサルタント対象) 

2014年04月24日
エン・ジャパンが運営する『エン 転職コンサルタント』上で、転職コンサルタント216名を対象に「転職後の年収」についてアンケート調査を実施。

【調査結果要約】

現在、有効求人倍率は1.05倍(※1)と6年半ぶりの高水準で推移しています。各社の採用意欲が高まる中、転職コンサルタント216名に「転職後の年収」について調査を行いました。

「転職後の年収」が上がると見込まれる年代は「30代後半(35~39歳)」が69%で第1位。次いで「40代前半(40~44歳)」が46%で第2位とミドル層が並ぶ結果に。2014年入社の新人への意識調査では、「ジェネラリスト(いろいろな仕事や持ち場を経験し、会社全般の仕事が見渡せる人)として鍛えてくれること」を期待する人が58.7%(※2)に上り、過去20年で最高水準となりましたが、ミドル層で年収が上がる方の評価ポイントは「専門スキル」との回答が83%で圧倒的多数を占めています。特定の分野で一定の年数以上を経験したスペシャリストが評価されるようです。

また転職後の年収が上がるのは、「業績好調な業界への転職」が第1位となる結果に。企業の事業構造が変化する中、業績好調な業界では、さらなる既存事業拡大や、将来への先行投資として専門性の高い人材を即戦力として採用している傾向が伺えます。

(※1)厚生労働省「一般職業紹介状況(平成26年2月分)」より
(※2)公益財団法人日本生産性本部「2014年度 春の新入社員意識調査」より

【調査結果概要】

1:転職後に年収が上がると見込まれる年代は「30代後半」が69%で第1位。次いで、「40代前半」が46%で第2位。
 年収が上がる方の評価ポイントは「専門スキル」という回答が83%に。


転職で年収が上がると見込まれる年代は、「30代後半(35~39歳)」が69%で第1位。次いで、「40代前半(40~44歳)」が46%で第2位とミドル層が評価される結果に。
背景にある年収が上がる方の評価ポイントは、「専門スキル」という回答が83%と圧倒的多数を占めました。具体的には「長く同じ領域の専門性をひたすら積み、かつその専門分野が世の中のニーズと合致している」「40代で転職回数が6回程あっても、専門領域に強い」「0→1を生み出したことのある」などのコメントが寄せられています。技術的な専門スキルに留まらず、特定分野で一定年数以上の経験を積み、圧倒的な強みを持つスペシャリストを、既存事業拡大や、将来への先行投資要員として採用している傾向が伺えます。

2:59%の転職コンサルタントが、転職後に現在よりも年収が上がる人のほうが多いと回答。
 転職後に年収が上がるケースは「業績好調な業界への転職」が第1位。
 具体的な業種は「IT・インターネット」「メーカー」。
 職種は「経営・経営企画・事業企画系」「営業・マーケティング」。


「転職後の年収」について、59%の転職コンサルタントが「上がる人のほうが多い」と回答。年収が上がるケースは、「業績好調な業界への転職」が過半数を超え、第1位。その他、「転職後に役職が上がる」「日系企業から外資系企業への転職」がそれぞれ40%を超えています。具体的な業種別の第1位は41%で「IT・インターネット」、第2位に35%で「メーカー」という結果となりました。「IT・インターネット」は事業として今後の発展が見込める一方、組織として若い企業も多く、ミドル層が入社をすることで、事業の舵取り役としての活躍を期待されています。「メーカー」は、特に外資系企業が経験のある営業を、日本販社設立のために採用する傾向が多いようです。
その他、「転職後の年収」が上がると見込まれている職種の第1位は41%で「経営・経営企画・事業企画系」、第2位は39%で「営業・マーケティング」となりました。前者は将来への種まきやその企業にとっての未経験分野の推進役として、後者は既存事業の拡大要因として採用されるケースが多いようです。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「エン 転職コンサルタント」を利用している転職コンサルタント 216名
調査期間: 2014年3月19日~2014年4月1日

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[エン・ジャパン]
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