ショッピングセンターの利用実態調査 

2014年04月25日
ドゥ・ハウスは全国の20歳以上の男女に「ショッピングセンター」に関するWEBアンケートを実施。875名から回答を得ました。食品、アパレル、飲食店、娯楽施設等々、複数のテナントが入っているショッピングセンターを、生活者は普段どのように利用しているのか、実態を探りました。

【調査結果】

■利用経験は8割強。その内「郊外型複合施設」の利用経験は約9割を占める

ショッピングセンターの利用経験は、全体で88.1%を占め、性別・年代問わず8割以上が利用していました。また、ショッピングセンターの形態別にみると、「郊外型の複合施設」が全体では90.9%、いずれの属性においても9割に達し、「駅ビル」が51.4%、「駅前や駅近隣の施設」が38.1%と続きました。「駅ビル」については、男性が約4割なのに対し、女性が約6割と、利用率が高い傾向にあります。

■駅前・駅チカは「自分」、郊外型は「女性」が来店の主導権を握っている

各ショッピングセンターの形態別利用頻度は、いずれも「月に1回以上」利用している方が全体の4割強を占めています。
ショッピングセンターに行く際に、誰が行くことを決めるかを尋ねると、「駅ビル」「駅前や駅近隣の施設」においては、男女とも「自分が決める」が過半数となりました。一方「郊外型の複合施設」では「自分が決める」は女性が64.0%に対し、男性は42.7%にとどまり、「恋人・配偶者」が51.1%を占めることから、車で出かける「郊外型の複合施設」は、女性が「行こう」と男性にはたらきかけて、来店しているようです。

■来店動機はアパレル・ファッション、実利用は食料品や食事

ショッピングセンターへ行こうと思ったきっかけは、各形態とも「衣料品を買うため」が最も高く、特に「郊外型の複合施設」では、6割強となりました。ファッション・アパレルへの関心が高い女性が来店を促していると考えられます。それに対して、実際に利用した店舗では、「アパレル・ファッションショップ(40.4%)」よりも、「食料品(61.3%)」が高くなっています。また、「レストラン・フードコートでの食事」は、きっかけとしては3割弱であるものの、実利用では約4割を超えていました。

具体的な利用シーンでは、「雨の日の時間つぶしに旦那さんとブラブラしに行くことが多い(37歳女性)」、「一人でウィンドウショッピングをすることが多い(26歳男性)」のように、これといった目的のないウィンドウショッピングでの利用や「休日に友達とランチを兼ねてショッピング(44歳女性)」等、人と「会う場所」としての利用、「奥さんと天気の良い日に気分転換と散歩を兼ねて(66歳男性)」等、「気分転換・リフレッシュ」としての利用が目立ち、お目当てのショップや商品、イベントでの利用、という声は少なくなっていました。

ショッピングセンターは、買い物(ショッピング)のついでにイベントや周囲の施設を利用するというよりも、「ついでに買い物をする場所」として利用されているように思われます。ただ、「買い物をする」心構えはできており、購買意欲をくすぐる雰囲気づくりが重要となってくることが予想されます。

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[ドゥ・ハウス]
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