回転寿司に関する消費者実態調査2014 

2014年04月17日
マルハニチロは、関東・関西に住む15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する方(回転寿司店利用者)に対し、「回転寿司に関する消費者実態調査2014」をインターネットリサーチ(モバイルリサーチ)で実施し、1,000名の有効回答サンプルを集計しました。

【調査結果サマリ】

利用する回転寿司の種類と利用シーン
・回転寿司は「格安均一価格店」派が約 8 割
・ひとり回転寿司「アリ」8 割、「一人で」行くことが多い 関東男性では約 4 人に 1 人
・回転寿司は「車で外出をしたとき」約 4 割

回転寿司店選びの重視点と情報源
・回転寿司店選びで重視することは「美味さ」「新鮮さ」「安さ」、「駐車場」は 4 人に 1 人が重視
・回転寿司店選びの情報源 「紹介・クチコミ」が 3 割半でトップ、2 位「テレビ番組・広告」

回転寿司で食べる量と躊躇してしまう金額
・回転寿司店ではどれくらい食べる? 男性平均 11.1 皿、女性平均 8.6 皿
・躊躇したり、勇気がいる一皿の価格 平均は昨年よりも 13 円下がり、403 円

回転寿司で食べるネタ
・“注文派”6 割、“流れてくるネタ派”は僅か 1 割半、女性の約 3 人に 2 人は“注文派”
・回転寿司の最初と最後のネタ どちらも「サーモン」がトップ
・普段多く食べているネタ “マグロ勢”を抑え「サーモン」がダントツトップ
・関東では「アジ」、関西では「ハマチ、ブリ」「タイ」「サーモン」が比較的多い傾向
・食べたいのに我慢することが多いネタでは 3 位に「アワビ」、1 位、2 位は?
・“値上がりはゴメンだ”と思うネタ 「サーモン」が 3 割でトップ

回転寿司でお寿司を食べないという使い方
・回転寿司でお寿司以外しか注文しない 20 代女性では 4 割強が肯定派
・回転寿司でお寿司を一切食べなかったことがある人が、その時食べたものは?

回転寿司店でのデート
・回転寿司デート「アリ」 20 代女性、30 代女性では 8 割近くが肯定派
・ただし、パートナーとの記念日では肯定派は約 2 人に 1 人
・回転寿司デートでこれだけはやって欲しくない、“ウンチク”や“業界用語”は何位?

旅行先での回転寿司利用
・旅行先でのグルメめぐりで回転寿司を使う 「アリ」6 割半
・“美味しそうなご当地回転寿司店”がありそうな都道府県 トップ 3 は北海道・富山県・石川県

【調査結果】

事前調査結果 回転寿司店を「月に 1 回以上」利用する割合
◆お寿司は「回転寿司で」84.1%、回転寿司利用者のうち「月に 1 回以上」41.3%

関東、関西に住む15歳~59歳の男女(3,853名)に、どこでお寿司を買ったり、食べたりしているか聞いたところ、全体では「回転寿司店で」は84.1%となりました。
続いて、回転寿司を利用する方(3,242名)に、どれくらいの頻度で回転寿司を利用(テイクアウトは含めない)しているか聞いたところ、回転寿司を「月に1回以上」利用する割合は、全体では41.3%、男女別では、男性44.8%、女性37.8%、年代別では、10代35.5%、20代37.1%、30代46.6%、40代41.6%、50代36.8%、また地域別では、関東41.6%、関西40.8%という結果となりました。

~~ 利用する回転寿司の種類と利用シーン ~~
◆回転寿司は「格安均一価格店」派が約 8 割
◆ひとり回転寿司「アリ」8 割、「一人で」行くことが多い 関東男性では約 4 人に 1 人
◆回転寿司は「車で外出をしたとき」約 4 割

関東・関西に住む 15 歳~59 歳の男女で、月に 1 回以上回転寿司店を利用する男女(全回答者 1,000 名)に、格安均一価格店(99 円均一や 100 円均一、150 円均一などのお店)と皿によって値段が違う店(皿の色などにより異なる価格が設定されている店)のどちらを多く利用しているか聞いたところ、全体では『格安均一価格店が多い』(「格安均一価格店が多い」48.2%と「どちらかいえば格安均一価格店が多い」29.4%の合計)が 77.6%、『皿によって値段が違う店が多い』(「皿によって値段が違う店が多い」6.6%と「どちらかいえば皿によって値段が違う店が多い」15.8%の合計)は 22.4%となり、「格安均一価格店」の方が多く利用されている結果となりました。

次に、いつ回転寿司に行くことが多いか聞いたところ、「土日祝:17 時~19 時」32.3%、「土日祝:19 時~21 時」30.8%では 3 割以上となり、休日の夕食での利用者が多い様子が窺えましたが、「平日(月曜~金曜):19 時~21 時」も 29.5%と、平日の夜に利用する方も 3 割近くいることがわかりました。

また、誰と回転寿司に行くことが多いか聞いたところ、「配偶者」49.7%、「子ども」45.0%、「父母(義父母)」37.0%と家族と行くとの回答が多くなりました。
「一人で」は 12.7%でしたが、別の質問で≪回転寿司を一人の食事の時に使うこと≫はアリかナシかを聞いたところ「アリ」80.7%、「ナシ」19.3%と 8 割が「アリ」としており、今後、“ひとり回転寿司”を楽しむ方は増えていくかもしれません。
「一人で」行くことが多いとした割合は、男性では 18.6%と約 2 割となり、特に関東の男性では 24.4%(関西の男性は 12.8%)と約 4 人に 1 人の割合となりました。

そして、どのようなときに回転寿司を利用するか聞いたところ、全体では「家族での週末の食事で」51.0%が最も多く、次いで「自分が寿司を食べたいとき」50.2%、「他の家族が寿司を食べたいとき」39.2%、「車で外出をしたとき」37.1%、「ごはんを作るのが面倒なとき」35.1%が続きました。

~~ 回転寿司店選びの重視点と情報源 ~~
◆回転寿司店選びで重視することは「美味さ」「新鮮さ」「安さ」、「駐車場」は 4 人に 1 人が重視
◆回転寿司店選びの情報源 「紹介・クチコミ」が 3 割半でトップ、2 位「テレビ番組・広告」

全回答者(1,000 名)に、回転寿司店を選ぶ際に重視している点を聞いたところ、全体では、「美味いこと」48.2%が最も多く、次いで「ネタが新鮮であること」37.0%、「値段が安いこと」35.9%、「ネタの種類が豊富であること」29.9%、「店内に清潔感があること」27.4%、「駐車場があること」26.5%が続きました。“美味しさ・ネタの良さ”以外にも“価格”、“清潔感”、“駐車場”と回転寿司店を選ぶ際に重視することは多岐にわたるようです。

また、回転寿司店を選ぶ際に参考にすることが多い情報源を聞いたところ、全体では「周囲の方からの紹介・クチコミ」34.1%が最も多く、次いで「テレビ番組・広告」32.3%、「店舗のホームページ」26.3%、「クチコミ投稿グルメサイト(食べログ等)」22.2%が続きました。

~~ 回転寿司で食べる量と躊躇してしまう金額 ~~
◆回転寿司店ではどれくらい食べる? 男性平均 11.1 皿、女性平均 8.6 皿
◆躊躇したり、勇気がいる一皿の価格 平均は昨年よりも 13 円下がり、403 円

全回答者(1,000 名)に、回転寿司店で寿司以外のメニューも含めて何皿程度食べることが多いか聞いたところ、全体では「6~10 皿」57.2%、「11~15 皿」28.3%との回答が多く、平均は 9.9 皿でした。
男女別に平均をみると、男性では 11.1 皿と 10 皿を超え、女性では 8.6 皿でした。

次に、回転寿司でネタを取ったり注文する際に“金額的に躊躇したり、勇気が必要”な一皿の価格を聞いたところ、全体では「300 円位」29.8%、「500 円位」22.7%が多くなり、平均は、全体では 403 円、男性で 411 円、女性で 396 円となりました。
よく利用するお店の種類別に平均をみると、格安均一価格店利用層では 375 円、皿によって値段が違う店利用層の平均は 500 円と 125 円の開きがみられました。
昨年の調査(2013 年 3 月実施)と平均を比較すると、昨年調査の平均(全体 416 円、男性 431 円、女性402 円)よりも全体では 13 円下がり、特に男性の下がり幅が大きく、20 円下がる結果となりました。また、よく利用するお店の種類別でも昨年調査と比較をすると、皿によって値段が違う店利用層の平均は、昨年510 円、今年 500 円と 10 円下がりました。低価格が売りの回転寿司ですが、利用者の価格に対する意識がシビアになっているのかもしれません。

~~ 回転寿司で食べるネタ ~~
◆“注文派”6 割、“流れてくるネタ派”は僅か 1 割半、女性の約 3 人に 2 人は“注文派”
◆回転寿司の最初と最後のネタ どちらも「サーモン」がトップ
◆普段多く食べているネタ “マグロ勢”を抑え「サーモン」がダントツトップ
 関東では「アジ」、関西では「ハマチ、ブリ」「タイ」「サーモン」が比較的多い傾向
◆食べたいのに我慢することが多いネタでは 3 位に「アワビ」、1 位、2 位は?
◆“値上がりはゴメンだ”と思うネタ 「サーモン」が 3 割でトップ

それでは、回転寿司を利用している人は、どのようにお寿司を食べているのでしょうか。
まず、全回答者(1,000 名)に、レーンを流れているネタと注文して握ってもらうネタのどちらを多く食べているか聞いたところ、全体では『流れてくるネタ派』は 16.9%(「レーンを流れてくるネタがほとんど」6.4%と「レーンを流れてくるネタの方が多い」10.5%の合計)、『注文派』は 60.1%(「注文して握ってもらうネタがほとんど」23.7%と「注文して握ってもらうネタの方が多い」36.4%の合計)となり、『注文派』が多くなりました。
男女別にみると、『注文派』は、男性では 56.2%であるのに対し女性では 64.0%と女性の方が高く、お皿の取り方は、男女で傾向が異なることが明らかになりました。

次に、全回答者(1,000 名)に、回転寿司に行った際にどのようなネタを食べているか聞きました。
≪“最初に”食べることが多いネタ≫と≪“シメに(最後に)”食べることが多いネタ≫を聞いたところ、どちらも 1 位は「サーモン」(“最初に”食べることが多いネタでは 20.5%、“シメに(最後に)”食べることが多いネタでは 12.0%)となり、特に“最初に”食べることが多いネタでは、2 位の「マグロ(赤身)」(11.5%)を大きく引き離しトップになりました。

次に、≪普段“多く”食べているネタ≫を聞いたところ、1 位「サーモン」(40.6%)、2 位「マグロ(赤身)」(23.1%)、3 位「ハマチ、ブリ」(22.9%)、4 位「マグロ(中トロ)」(18.7%)、5 位「ネギトロ(軍艦巻き)」(13.8%)という結果となりました。
エリア別にみると、「アジ」(関東 9.6%、関西 3.4%)は関東のほうが関西に比べ高く、「サーモン」(関東36.0%、関西 45.2%)、「ハマチ、ブリ」(関東 20.0%、関西 25.8%)、「タイ」(関東 2.0%、関西 10.6%)は関西のほうが関東より高くなりました。光り物は関東、白身魚や中間魚は関西といったように、地域によってよく食べられているネタの傾向が異なっている様子が窺えました。

また、≪“食べたいのに我慢することが特に多い”ネタ≫を聞いたところ、1 位「マグロ(大トロ)」(39.0%)、2 位「マグロ(中トロ)」(18.2%)、3 位「アワビ」(17.8%)、4 位「ウニ」(16.5%)、5 位「イクラ」(8.9%)と高級ネタが上位を占めました。

そして、≪“「値上がり」はゴメンだ”と思うネタ≫を聞いたところ、1 位「サーモン」(29.7%)、2 位「マグロ(中トロ)」(25.5%)、3 位「マグロ(赤身)」(23.0%)、4 位「マグロ(大トロ)」(20.4%)、5 位「ハマチ、ブリ」(16.3%)が続きました。普段よく食べるネタや我慢することが多いネタの値上げはやめて欲しい、との思いが窺えました。


【調査概要】
・調査タイトル:回転寿司に関する消費者実態調査2014
・調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする関東、関西に住む15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司を利用する方(内訳)関東男性・関東女性(各250名)、関西男性・関西女性(各250名)
・調査期間:2014年3月11日~3月17日の7日間
・調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)
・調査地域:全国
・有効回答数:1,000サンプル(有効回答からエリア×性別で均等になるよう1,000サンプルを抽出)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[マルハニチロ]
 マイページ TOP