キャンピングカーユーザーが道の駅に求めるもの調査 

2014年04月07日
日本RV協会は、キャンピングカーユーザーが道の駅をどのように利用しているのか、また今後のサービスとして何を望んでいるのかなどを調査しました。それによると、多くのユーザーが道の駅には「仮眠・休息」機能を求め、また休息時の安全性に関心を寄せていることが分かりました。

【調査結果】

■ キャンピングカーユーザーが「道の駅」に寄るときの一番の目的は仮眠・休憩
当協会では、この2月18日~3月17日にかけて、「道の駅」をよく利用する400名以上のキャンピングカーユーザーに対し、「道の駅」に寄るときの利用目的や、利用する際に一番気にしていること、また1回の利用における出費額などを尋ねてみました。
その結果、まず利用目的においては、利用者の大半が使う 「トイレ」 以外の回答として、「休憩・仮眠」という答えがトップに立ち、回答率においても半数に近い47.0%を獲得しました。その次が「食事・地場産品(野菜など)の買い物」で31.4%を示しました。3番目は「温泉などの入浴」(15.1%)となりました。

『仮眠・休憩」がトップを占めたのは、やはりキャンピングカーユーザーには比較的長期旅行を楽しむ人が多く、ひとつの観光エリアに長く滞在する傾向にあることを物語っていそうです。また地場産品の食材を買うのも、冷蔵庫を搭載していることや、車内で調理ができるコンロや電子レンジを備えていることなど、ライフラインを完備したキャンピングカーの特徴を裏付けています。
ちなみに、この1位~3位の回答は、昨年の4月に調査したときと同じ順位を維持し、回答率もほぼ同じ数値を示しました。こうしてみると、キャンピングカーユーザーが道の駅に立ち寄る目的は「仮眠と休憩」が中心となり、それに付随して地場産品の食材を買ったり、レストランに寄って食事したりするという傾向が根強いことが分かります。

■ 一番気にしていることは、夜間の安全性
キャンピングカーユーザーの最大の利用目的が「仮眠・休憩」であることを反映して、利用時のセキュリティーなどに関心を持つユーザーが増えたことも今回の調査で分かりました。「休息時に最も気になること」を尋ねると、「夜間の安全性や騒音の有無」という答を選んだ人が過半数を超える60%近くを占め、他の回答を断然引き離しました。
これにより、非常に多くのユーザーが、道の駅の安全・騒音などのセキュリティー対策に関心を寄せていることが分かりました。

■ 過半数の人が1回立ち寄った道の駅で2,000円以上消費
道の駅で食事をしたり、食材の購入をしたりするキャンピングカーユーザーはいったい一つの駅でどのくらいのお金を消費しているのか。これについて調べた所、一番多いのは「1円~2,000円」という答で、その回答率は42.4%。次に多いのが「2,000円~4,000円」で、その回答率は40.7%でした。

こうしてみると、1台のキャンピングカーに乗ってきた家族の8割が、一つの道の駅で4,000円以内の額を消費している計算になります。ちなみに4,000円以上の金額を使っているユーザーは15.1%となり、それを足すと、全体の55.8%が2,000円以上を道の駅で消費していることが分かりました。

■ RVパークの要望が圧倒的
今後「道の駅」に期待するサービスとして、一番多く寄せられた回答は「RVパーク」エリア(有料でAC電源供給・入浴・セキュリティーなどが保証される車中泊専用スペース)で、その回答率は51.4%となりました。2番目は「温泉」(18.2%)、3番めは「ゴミや汚水処理施設」(12.9%)となりました。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
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