シニア対象「春の国内旅行」に関するアンケート調査① 

2014年03月20日
シニアマーケットの専門機関であるシニアコムは、50歳以上の男女を対象に、「春の国内旅行に関するアンケート」と題した調査を実施。この調査では、春の行楽シーズンの国内旅行として、
・2014 年の 4~6 月ごろに計画されている旅行の予定や内容
・最近利用されている旅行サービスの選び方や申込方法
などを聴取しました。

【調査結果】

今年の春の行楽シーズンに予定されている旅行プラン
トピックス1:計画している旅行の概要(行き先、行く相手、期間、費用)

まずアンケートでは春の行楽シーズンの国内旅行として、2014 年の 4~6 月ごろに計画している国内旅行の行き先や同伴者、その他旅行プランなどを聴取しました。なお複数の旅行を計画されている場合もあるため、もっとも具体的に旅行プランが決まっているものに絞って回答を得ました。

Q_旅行の行き先(地域)
・まず旅行の行き先を地域別に聴取すると、「関東」と「近畿」の2地域が高く挙がります。
・ただしこれは、アンケートに回答した方の居住地がこの2地域に多いことと相関している。
・25%、4人に1人は住んでいるところ同じ地域≒近場の旅行先を計画していることになります。
・それぞれの旅行先の地域は、
 ­ 関東の居住者であれば、関東/近畿/東北と続き、
 ­ 近畿の居住者であれば、近畿/沖縄/関東が挙がります。

Q_旅行に行く相手(同伴者)_複数回答
・次に旅行に行く相手(同伴者)を聞くと「配偶者」がトップに挙がりますが、その回答割合は性別によって傾向が分かれ、
­ 男性(夫)では年齢が上がるにつれて、配偶者(妻)の割合が高くなる一方、
­ 女性(妻)では年齢が上がるにつれて、反対に配偶者(夫)の割合が低くなり、
他の同伴者に娘や友人・知人が挙がってきます。
・このような結果は、過去に実施した夫婦のアンケートやインタビューでも挙がってきますが、年齢に応じて“夫から妻への片思い”が強くなる一方、“妻は夫を立てて夫婦で行動する”ものの、時には“気の合う娘や友人・知人と過ごす”行動が見て取れます。

Q_旅行の期間(宿泊日数)
Q_旅行にかける費用(1 人あたりの旅行費用)
・続いて旅行の期間(宿泊日数)と費用(1 人あたりの旅行費用)を見ると、
­ 期間では1泊~2泊がボリュームゾーンになり、
­ 費用では2万円~5万円未満がボリュームゾーンになります。
・また男女ともに年代に見ると、年齢が高くなるにつれて、旅行の期間が長くなり、費用も高くなる傾向が若干見られます。(女性 70 代以上を除く)

トピックス2:計画している旅行のディティール(目的・見所、その理由)
次にアンケートでは、計画している旅行に行く主な目的(見所)とその理由を、自由回答形式にて聴取しました。代表的/多数派の回答として主な目的(見所)とその理由を抜粋すると、旅行の目的(見所)にはバラつきがあるものの、その理由には、「季節の花など見所を求めて」「家族のことを配慮して」「以前の知人や訪問を懐かしんで」というように傾向的な分類に分けられました。

トピックス3:消費税率が上がる前に旅行を申し込む意向(駆け込み消費)
またアンケートでは 2014 年 4 月より消費税率が引き上げられるタイミングであるため、春の行楽シーズンに計画している旅行について、消費税率が引き上げられる前までに申し込む意向を聴取しました。

Q_2014 年 4 月の消費税率が上がる前までに旅行を申し込もうと思うか

・その結果、春の行楽シーズンに旅行を計画している方であっても、増税前に申し込む≒駆け込みで消費するのは全体の2~3割ほどに留まり、大半は駆け込みで申し込まない≒手堅い財布”を持った消費者と言えます。
・また層別に見ていくと、サンプル数が 25sとやや少ないながらも、女性 70 代以上が他層よりも申し込む意向が高く表れています。
・シニアコムがこれまでに実施したインタビューやアンケートでも、女性の 70 代以上には特に積極的に旅行されている方が多く、
­ 「足腰がしっかりしている内に、桜の名所巡りやお遍路参りに行きたい」
­ 「(ご主人を亡くされて)気を遣わずに、女性友達と旅行に行くことが多くなった」
というコメントが見受けられます。


【調査概要】
・調査手法:WEBアンケート調査
・調査対象者:50 歳以上の男女個人(シニアコム MASTER 会員)今年の春の行楽シーズンに国内旅行を予定している方
・有効回答数:664 人(男性 458 人 女性 206 人)
・実施時期:2014 年 3 月

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[シニアコム]
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