「ラジオ」についての調査 

2014年01月15日
バルクは、20代~60代のバルクルーメンバーに、「ラジオ」について調査を行った。

【調査結果】

設問2:あなたは現在、1週間にどのくらいの時間、ラジオを聴きますか。AMとFMそれぞれについて、あてはまるものをお選びください。
設問3:ラジオを聴くことがある時間帯を、平日と休日それぞれについてお答えください。

1週間でラジオをどのぐらい聴くか尋ねたところ、AMでは全体の35.7%が『聴いている』(「聴いていない」以外)と答えており、FMでは全体の40.9%が『聴いている』と答えています。男女別では、AM、FM共に男性の方が、ラジオを聴いている割合が高くなっています。

AM、FMいずれかで、「現在“ラジオ”を聴いている」という割合は、全体で50.4%とほぼ半数となっています。男女別で見ると、男性は59.9%が「聴いている」となっており、女性に比べ男性の割合が高くなっています。年代別に見ると、年代が上がるにつれ聴いている割合も高くなり、60代は約2/3となる63.5%が「現在ラジオを聴いている」という結果になっています。

平日・休日別に、ラジオを聴く『時間帯』を訊いたところ、平日では、AMは「5-9時」が34.8%で最も高く、FMは「12-18時」が29.9%で最も高い結果となりました。AMとFMを比較すると、日中はFMの割合が高く、朝や深夜はAMの割合が高くなっています。一方休日は、AM、FM共に「12-18時」が最も高く、特にFMは40.2%と他の時間帯に比べその割合が高くなっています。また「聴かない」という割合はAM、FM共に平日に比べ休日の方が高く、ラジオに接する機会は平日の方が多いことが窺えます。

AMの聴取時間帯を年代別で見てみると、AMの平日において大きな傾向の違いが出ています。50代・60代の高齢層は主に「9-12時」「12-18時」で全体より割合が高くなるなど、日中の聴取頻度が高いことが窺えます。一方20代や30代は日中に比べ「21-24時」「0-5時」といった夜間帯、深夜帯の割合が高い傾向が見られます。特に「21-24時」は20代が42.6%で最も高くなるなど、年代が若いほど割合が高くなっています。同様に「0-5時」も20代の割合が最も高く、年代が上がるにつれ割合が低くなっています。このように18時を境に、ラジオを聴く年代がガラリと入れ替わっていることが窺えます。

設問4:どのような機器でラジオを聴きますか。
設問5:どのような場面でラジオを聴きますか。

ラジオをどのような機器で聴いているかについては、「カーラジオ」が54.0%と半数を超え、最も高い割合となっています。これは2番目に高い「ラジオ(据置きタイプ)」(22.1%)の倍以上の割合となっており、「カーラジオ」の割合が圧倒的に高い結果となっています。
また近年増えている、パソコンやスマートフォンを使ったインターネットサイマルラジオの割合にも注目で、男性は「パソコン」が21.4%と、「カーラジオ」に次いで2番目となっています。

ラジオ聴取機器について年代別に見ると、全体で最も多い「カーラジオ」は特に40代、50代で多く、40代は6割を超えています。また60代は「ラジオ(据置きタイプ)」「ラジオ(携帯用)」といった従来型のものの割合が高い傾向が見られます。
一方20代は「パソコン」が39.3%で最も高く、同じサイマルラジオの「スマートフォン」も28.6%と高く、どちらも他の年代に比べ割合が高い結果となっています。

ラジオを聴く場面については、AM、FM共に「移動をしながら(自家用車)」の割合が最も高くなっています。(AM:48.1%、FM:57.4%)これは前問の聴取機器で「カーラジオ」が最も高かったのに比例しており、車を利用するシーンでラジオを聴く機会が多いことが改めて窺えます。次いでAMは「家でくつろぎながら」(29.7%)、「起床時・起床後」(23.8%)と、FMは「家でくつろぎながら」(31.3%)、「家事をしながら」(15.8%)と続いています。

設問6:どのようなジャンルの番組を聴きますか。
設問7:どのような目的でラジオを聴きますか。

ラジオで聴取しているジャンルについては、AMとFMではっきりと差が出ており、リスナーがそれぞれに何を求めているかがはっきりと出ています。AMは「トーク番組」が57.3%で最も多く、次いで「ニュース・報道番組」(54.0%)、「バラエティ番組」(28.6%)と続いています。
一方、FMは音質の良さから「音楽番組」が70.1%ととても高い結果となっています。ただし、近年FMラジオでもトークを主体とした番組が増えてきており、「トーク番組」の割合も48.3%と高いものになっています。

AM、FMそれぞれについてラジオを聴く目的について聞いてみたところ、AMは「ニュースを聴くため」が46.3%で最も高く、次いで「気分転換のため」(32.0%)、「特定の好きな番組を聴くため」(29.7%)と続いています。年代別では、20代が「特定の好きな番組を聴くため」(41.0%)、「好きなタレント・アーティストの番組を聴くため」(34.4%)、「好きな音楽を聴くため」(27.9%)の割合が高く、他の年代と傾向の違いが出ています。

FMの聴取目的は「BGMとして」が49.3%で最も高く、次いで「好きな音楽を聴くため」(38.8%)、「気分転換のため」(36.4%)と続き、音楽視聴目的がメインとなっています。年代別では、50代が「BGMとして」の割合が60.9%、20代が「特定の好きな番組を聴くため」の割合が40.8%とそれぞれ全体に比べ高くなっています。
 
改めてラジオの聴取目的をAMとFMで比較すると、AMは「ニュースを聴くため」(46.3%)や「スポーツ中継を聴くため」(22.0%)、「交通情報を確認するため」(17.4%).の割合が高く、『情報取得媒体』として活用されていることが窺えます。一方のFMは、「BGMとして」(49.3%)や「好きな音楽を聴くため」(38.8%)、「気分転換のため」(36.4%)など、音楽を聴くことをメインとして利用されていることが窺えます。


【調査概要】
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:20代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数:合計1,095人
男性538人(年代別内訳: 20代/104、30代/105、40代/109、50代/110、60代/110)
女性557人(年代別内訳: 20代/113、30代/111、40代/112、50代/112、60代/109)
調査日時:2013年11月20日(水)~11月25日(月)
調査機関:株式会社バルク

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[バルク]
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