「あいらいふ白書」2013年版(介護) 

2014年04月04日
高齢者に向けて介護施設紹介事業を行う「あいらいふ入居相談室」は、2013年に受託した全入居相談のデータベースから、相談内容や入居対象者の要介護度や疾患、必要な介助などをまとめた「あいらいふ白書」2013年版を発表した。

それによると、あいらいふ入居相談室が、2013年1月から12月までの1年間に受けた相談は、病院経由の案件がほぼ半数を占め、東京23区在住の相談者が58%と最も多かった。有料老人ホームなど高齢者施設への入居対象者は、80代が4割超、要介護・要支援の人が大多数であり、相談者は入居対象者の実子が最多で、病院のソーシャルワーカー、ケアマネジャーが、次いで多かった。

入居対象者の心身の状態は、ほぼ半数に認知症の症状が見られ、寝たきりの人の相談が、全体の27%と4分の1以上であることも明らかになっている。

歩行・食事・入浴・排泄など、生活に必要な介助では、ほぼ半数が介助なしで食事できるのに対し、自力で歩ける人やひとりでトイレに行ける人は、全体の2割程度にとどまった。入浴では、一部介助と全面介助を合わせ、何らかの介助を必要としている人が4割を上回っている。

入居対象者がかかえている(もしくは過去において経験した)疾患は、最も多かったのが脳梗塞、2位ががん、3位が高血圧、4位が糖尿病、5位が誤嚥性肺炎を含む肺炎だった。

一方、施設入居に伴う予算については、初回相談の段階では、多くの人が希望の入居時費用や月額費用の額を具体的に提示していない。さらに、入居が決定した案件をさかのぼってみると、初めての相談から入居まで、7~8割の人が半月から2ヶ月以内で施設を決めていた。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[あいらいふ入居相談室]
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